古墳の謎-被葬者-

2013-02-21 12:13:15 | 歴史に関する雑学

「古墳」というのは、

3世紀後半~7世紀前半に築造された

墳丘を持つ墓のことをいいます。

その定義や解釈はマチマチですが・・・


古墳の被葬者(主)はほとんどが不明!


天皇陵など宮内庁が指定している陵墓に関しても、

数名を除いて「伝××天皇陵」です。

古代の天皇(大王)の墓が不確かな理由は、

「墓誌」がないからです。

 

墓誌・・・現代のお墓にもありますよね。

亡くなった方を刻んだ石版。

この墓誌が無いため、

「××の墓ではないかと・・・・」ってことになるんです。

 

天皇陵にも、もちろんありません。

天皇が亡くなると、陵墓の近くに墓守がいたため、

あえて記す必要がなかったとも言われてます。

 

しかし摂関政治や武家政権などで、

天皇の権威は徐々に後退していき、

かつては朝廷で管理していた陵墓もさびれていきました。


江戸末期、尊王攘夷により、

天皇の権威を回復させるため陵墓の修復がなされたときには、

もう伝承や過去の文献で探り当てていくしかなかったのです。



古墳の被葬者、天皇陵に被葬者をはっきりさせるためには、

やはり発掘が必要になってきます。


2013年2月20日、箸墓古墳に初めて立ち入り調査がなされました。

ィョッシャ━━Σ( p`'д'))q━━━ 

調査といっても、墳丘の周囲を見て回るだけですが、

それでも弥生式の土器の破片が散乱していたとのこと。

 

古墳の被葬者を探す、考えることは、

歴史好き、考古学好きには

たまらんです!

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