「古墳」というのは、
3世紀後半~7世紀前半に築造された
墳丘を持つ墓のことをいいます。
その定義や解釈はマチマチですが・・・
古墳の被葬者(主)はほとんどが不明!
天皇陵など宮内庁が指定している陵墓に関しても、
数名を除いて「伝××天皇陵」です。
古代の天皇(大王)の墓が不確かな理由は、
「墓誌」がないからです。
墓誌・・・現代のお墓にもありますよね。
亡くなった方を刻んだ石版。
この墓誌が無いため、
「××の墓ではないかと・・・・」ってことになるんです。
天皇陵にも、もちろんありません。
天皇が亡くなると、陵墓の近くに墓守がいたため、
あえて記す必要がなかったとも言われてます。
しかし摂関政治や武家政権などで、
天皇の権威は徐々に後退していき、
かつては朝廷で管理していた陵墓もさびれていきました。
江戸末期、尊王攘夷により、
天皇の権威を回復させるため陵墓の修復がなされたときには、
もう伝承や過去の文献で探り当てていくしかなかったのです。
古墳の被葬者、天皇陵に被葬者をはっきりさせるためには、
やはり発掘が必要になってきます。
2013年2月20日、箸墓古墳に初めて立ち入り調査がなされました。
ィョッシャ━━Σ( p`'д'))q━━━
調査といっても、墳丘の周囲を見て回るだけですが、
それでも弥生式の土器の破片が散乱していたとのこと。
古墳の被葬者を探す、考えることは、
歴史好き、考古学好きには
たまらんです!
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