極力避けますが、以下、ネタバレが含まれることもあります。
ご了承ください。
池田仁三 「画像解析によって判明した 古墳墓碑」 青林堂
本来、日本の古代の古墳には「墓誌」が存在していません。
だから、「いつ」「誰が」葬られたのか・・・・・
これが分からないため、「被葬者:○○皇子説」や「被葬者:不明」というのが、
通説でした。
この本は、その通説をひっくり返すものです。
全てが「事実」と受け止めるには、多少疑問点があります。
しかしこのような「説」として受け取るには、あまりにも大きすぎる内容です。
ネタバレにならない程度に・・・・
例えば、奈良県明日香村にある「石舞台古墳」
ここは「蘇我馬子の墓」というのが通説です。
池田氏はこの古墳に、馬子の名が解析によって浮かびあがったとしています。
で・・・・・再度、石舞台古墳を訪問しました。
(その時の記事がこちら→権勢の象徴-石舞台古墳-)
載っていた場所を肉眼で観察。
写真撮影。
写真をPCで、色彩変換、拡大・・・・etc
検証の結果・・・・・・・・わかりません!(笑)
一度、見てもらったらわかりますが、
「えっ?」
「マジでっ!?」
「いや・・・・・・」
と、驚きの連続の一冊です。
池田氏はこの本が出版されてすぐ、今年の5月にお亡くなりになられたそうです。
本の内容全てではありませんが、下記のURLのHPでみることが出来ます。
ご興味のある方は是非。
http://www11.ocn.ne.jp/~jin/GAZO2.html