極力避けますが、以下、ネタバレが含まれることもあります。
ご了承ください。
有川 浩 「県庁おもてなし課」 角川書店
「有川浩」さんを知っていますか?
名前を聞いただけではピンと来ない人も、
「図書館戦争」「阪急電車」「フリーター、家を買う」と聞けば、知っている方も多いのでは?
アニメ化、ドラマ化、映画化されていますよね。
では「県庁おもてなし課」はもう、読まれましたか?
5月11日に公開される錦戸亮主演の映画「県庁おもてなし課」の原作です。
有川さんは同じ高知県出身。
そしてその一冊の中に繰り広げられる内容に、もう頷くしかなかった!
ストーリーは・・・・・
県庁に「おもてなし課」が発足し、観光立県にするため、
県出身者の著名人に観光特使になってもらおうと動きだします。
しかし特使をお願いした作家から、ダメ出しだらけ。
・・・・・・こんな感じで始まります。
おもてなし課は高知県庁に存在します。
内容はフィクションですが、実際に著者が特使を依頼され、感じたことなどが、
ピンポイントに出てきます。
観光を発展させるためには「外貨(県外からのお金)」稼ぎが必須です。
著者も書いていましたが、全国の行政に読んで欲しいと。
ポイントは・・・・・
役所感覚と民間感覚の差。
「ないないづくし、けんど・・・・」
公務員さん全員がこうではありませんが、「役所」の感覚はこんな感じ。
以前、役所で仕事してたときに感じたまんま。
内容もまさに常日頃、私が感じていたことが、
きれいに一冊の物語として出来上がっていました。
活字が嫌いという方は、映画を、
見に行けないという方は、DVDレンタルを、
ぜひこの話は見て、読んで欲しいですね。