
今月借りていたのはこの本。
左端の君たちはどう生きるか
は読みたいと言っていたら娘が借りてきてくれました。
原作は80年前の児童書ながら、著名人による紹介などで最近大ヒット。
これは漫画になっていてとても読みやすいです。
主人公はまるでのび太みたいなコペル君。
この名前の由来はコペルニクスから。
いろんなものの見方、
クラスいじめにどんな対応するか、
貧乏で困っている同級生にどう接するか、
そんな数々のことに向き合いながら成長していきます。
ナポレオンは10年で皇帝になり
その後10年で島流しにあって亡くなるわけだけど…
偉人というのはどういう人なのか?
そういう話と、おじさんとコペル君とのやり取りが繰り返し載っています。
とてもいい本で、子供に読ませたいと思いました。
もっとも、息子も娘も1ページも開きませんでしたが

まく子
うーん世界観は西加奈子ーって感じですね。
ファンタジーなんだーって思った。
ファンタジー苦手なので頑張って読みました


子供と大人の狭間の子供たちの心境はうまく描かれていたと思います。
草彅剛でドラマ化するとか?
おらおらでいくも
芥川賞受賞したんじゃなかったっけ?
全編東北弁で一人語りのためうーん読みにくいっちゃー読みにくい

桃子という70代後半の主人公が昔を思い出しながら色んなことを考える…そんな話。
息子も娘も大人になってちょっと疎遠だし…
夫も若く他界してしまったし…
特別変わった人出なく、田舎から出てきた普通の人の普通の人生を本にした割に重さと深さはありますね。
ただズーズー弁がねー苦手です

あなたの贅肉落とします
是非落として欲しい

垣谷美雨の本なんでサクサク読めて痛快というか…
あなたの人生片付けます
の姉妹本ですね。
ダイエットというよりは、心の贅肉を落とし心身ともにスッキリする話。
でも片付けの方が面白かったな。先読んだからでしょうか?
ノーマンズランド
ストロベリーナイトの姫川さんシリーズ。
北朝鮮の拉致絡みです。
行方不明になった女の子のために自衛隊に入った男。
拉致したと思われる人間を見つけた時こんなことしてしまうんだろうか…
相手を殺すまでが残酷でページ飛ばしました。
虐殺とか惨殺とか文章でも苦手です


ヒポクラテスの誓い
医師の職業倫理について書かれた宣誓文のことで、医療従事者なら聞いたことがあるヒポクラテスの誓い。
舞台は法医学部…
傍若無人、傲岸不遜で誰の意見にも耳を貸さないが、天才的な解剖技術と、真相を分析する能力をもつ光崎。
そこへ送り込まれた女性研修医の話。
次々見つかる謎を究明し最後に1つの結論に至るストーリーは読んでいて飽きず面白かったです。
ホルマリン漬けって臭いんだーと思いながら読みました。
私は血塗れの死体とか無理です。
臭いも視覚的にも


魔力の胎動
ラプラスの魔女の前編という扱いです。
羽原円華が不思議な力を持っていることに気づく。
流体工学専門の筒井といろんなエピソードが出てくる。
殺人事件とかはなかったんだけど、本なのに既視感を覚える仕上がりで、そこからラプラスの魔女と繋がっていくんだーと思いました。

1歩を越える勇気
最後に誕生日に貰った栗城本。
もう亡くなってしまった訳ですが、2時間ほどで読める冒険ストーリーでした。
栗城さんに関しては登山スタイルなど賛否両論あるし、私も好きでも嫌いでもないのですが…彼なりの信念があったと思います。
ただ、スポンサー探しは一生懸命だけどトレーニングはあんまりしてないし、平均以下の筋力しかなくても山に向かっていく姿にはびっくりしましたね。
信念を持っていたし、共感する人も沢山いたわけで栗城さんなりに幸せな人生だったのだろうなって思います

私は日本の山は何でも登ってみたいけど、
エベレスト行きたいとか、キリマンジャロ登りたいとか思わない訳で…
小学生の時何でも夢みれた延長で、大人になっても夢見ていたんだなぁー幸せな人だなと思いました。
ネットでは評価低いですが栗城さんと事を知れたのでよかった
