Miyuki Museumブログ

主に絵画創作の発表や販売、作品展のお知らせについて綴っています
Miyuki Museumのひとりごと

チバニアン

2017-11-22 | 読書・言の葉
(Wed)
毎日jpより、興味深く思った余禄を引用ですpencil
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2017.11.14【余禄】

多くの葉が繁茂するのに由来する「千葉」という地名の最も古い用例は、
万葉集にある下総の防人の歌らしい。
「千葉の野の児手柏の含まれどあやにかなしみ置きて高来ぬ」
(千葉県の歴史/山川出版社)

千葉の野の児手柏の葉が開き切っていないように、若くあどけない彼女が痛々しく、
手も触れずにはるばるやってきたことよ--が歌の大意だそうな。
遠方へ赴いた兵士が故郷に残した切ない初恋が「千葉」の歴史デビューのようだ

歌の詠まれたのが1250年以上前だから「古い」のは確かだが、
たかだか人間の歴史である。
だがこの「千葉」が何と77万年前~12万6000年前という
地球史の時代の名称となるそうだ。
そう「チバニアン(千葉時代)」である

「カンブリア紀」「ジュラ紀」などの地質年代の名は
地層などが見つかった土地にちなむとの話は聞いたことがある。
だがどれも気の遠くなるような昔で、縁のある話と思わなかった。
それがにわかに身近に聞こえる千葉時代である

こんな名前になるのも、千葉県市原市の養老川沿いで見つかった地層が
77万年前に地球の磁場の逆転した証拠を示しているからだという。
地球史は115の地質年代で区分されるが、
地磁気逆転は新たな時代を画す基準になるそうだ

この千葉時代、絶滅したマンモスなども生息していた時代だった。
命名が正式決定すれば現地に記念の金のびょうが打たれるという。
ありがたいのは子供らの心に深く植え込まれる地球史への関心だろう。

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秋の月

2017-10-10 | 読書・言の葉
(Tue)
先日の毎日jp余禄より抜粋して引用ですpencil
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2017.10.5【余禄】
昨夜は中秋の名月、いわゆる十五夜だったが、
お月見をなさったろうか。
今夜は十六夜、「いざよい」というのは、
前夜より月が50分ほど遅く、
ためらう(いざよう)ように出てくるからだとか

あすの十七夜、さらに50分ほど遅れて出る月は
立って待つ「立待月(たちまちづき)」という。
その次の夜は「居待月(いまちづき)」、
次は「臥待月(ふしまちづき)」または「寝待月(ねまちづき)」、
そして陰暦8月20日の月は「更待月(ふけまちづき)」である。
昔の人のこの季節の月へのこだわりはすごい
(略)
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お月様の呼び名、風情がありますねanimal1moon

「待つ」という漢字が入っていて
待つことを楽しんでいるような、
ゆったりした時が流れているような古人の感覚を感じたりyellow1
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外国人から見たカタカナ

2017-07-19 | 読書・言の葉
(Wed)
今朝のめざましテレビで
「外国人にカタカナが人気」という話題がありました。

街で外国人の方々にカタカナの中で特に好きな文字は?と質問をされていて
回答で多かった結果が

1位・・・ホ
2位・・・ツ
3位・・・ネ
でした。

好きな理由も述べられていて
「ホ」は、左右対称でバランスがよい
「ツ」は、ニコちゃんマークに似ていてカワイイ
「ネ」は、芸術的でカッコイイ、と。

着眼点が面白いなってanimal1light
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星月夜

2017-07-13 | 読書・言の葉
(Thu)
毎日jp(2017/5/23)より引用ですpencil

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「星月夜」とは…

「星月夜(ほしづきよ)」とは星と月の出ている夜ではない。
星の光が月のように明るく見える夜のことである。
今や多くの人にとって想像するのも難しかろうが、
天文随筆家の野尻抱影は戦時中の東京の星月夜をこう記す。

▲「警戒管制の暗闇で、江戸時代の夜でもこうは暗くなかったろう……
息を詰めている頭の上で、天の川が銀色の煙幕を引いたように輝いて、
仲間の鉄かぶとにもその光が映っていた。
あまりに明るくて、全市がそれに曝されていると思うと、不気味なくらいだった」

▲欧米の研究チームの「世界の夜空の明るさ地図」によると、
今では日本人の7割は人工の光の影響で天の川が見えぬ場所に暮らしているという。
子どもに七夕の物語を聞かせるのはいいが、天の川の説明に窮する方も多いに違いない

▲人工光で夜空が照らされ、星が見えなくなったり、
生態系に影響を与えたりする「光害」である。
とくに近年普及してきた白色発光ダイオード(LED)灯は
従来の街灯のナトリウム灯より約2・5倍も夜空の明るさに影響するそうだ

▲そこで各地の星空の見やすさをランク付けし、
自治体に光害対策を促す環境省のアイデアである。
当面はデジタル写真で星の見え方を比較するための統一基準作りを行う。
結果次第では「星月夜の町」という観光PRもできるわけだ

▲「真砂なす数なき星の其の中に吾に向ひて光る星あり」は
正岡子規の歌である。
せっかくあなたのために光ってくれている星もあるのに、
もしや今まで見逃していないか。
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嬉しかったこと

2017-06-18 | 読書・言の葉
(sun)
strawberry4月

作家、森博嗣氏が、4月の、ある一日限定(0時~24時)で
質問を受け付けてくださいました。
「全体の1/4くらいにはお答えできると思います」とありましたので
昨年に続き、一つ質問をさせて頂きました。
応募の結果、ご回答頂けたことが
とってもありがたく嬉しかった出来事でした~animal1symbol4

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strawberry5月

A嬢が卒業してから発行された図書館広報誌が
A嬢のお友達(ご後輩?)から郵便物で届けてくださいました。
後日、A嬢に転送しましたpost

「2015/10/6 読書の秋」の記事で一度書いた
ドストエフスキー長編、書評での記憶を思い出し。
応募の書評コンクールの結果、再び大賞を頂いた、とclover

選考経過のところを拝読すると
「大賞を受賞したのは(A嬢)さんです。
(A嬢)さんはニーチェの(某タイトル)を選び、この哲学者の思想の
特異な点に着目しました。
ニーチェの生への肯定感に人間的哲学を読み取っていく
(A嬢)さんの文章は論理的に一貫しており、優れた書評でした。」と
ご評価頂いていて、とってもありがたいお言葉だな~
頑張ったんだな~って感慨深くkirakira2

そして審査委員の方のこのお言葉が
印象深く感じました。

「書評とは、読んで理解した作品に解説・批評を加えるという、
想像力・創造力を必要とする知的な行為です。
その作品はきっとあなた方の血肉となるでしょう。」


※庭の青梅animal1
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