(Thu)
先日のブログの続き。
「碌山」の他の彫刻作品のコトも書き留めておきたいナって思って
彫刻「労働者」。文展で入賞。
展覧会が終わると彫刻「労働者」の左腕、両足を切り落とす。
現在、切り落とされたまま展示されている。
画像を見るとその部分が「無」だけれど
その部分が存在しているかのように見えて
違和感のないバランス感覚の不思議さに圧倒されました
碌山は文覚上人の話を聞き、鎌倉へ「文覚上人荒行像」を見に行く。
後、彫刻「文覚」が誕生。
この彫刻の形相や筋肉の表現など、もう圧巻です
司会者の方々がこの作品を前にして
威圧感・貫禄・今にも噴火しそう、と感想を述べてました。
※文覚上人=人妻に恋した文覚は、思い余ってその夫を殺害しようとした。
ところが誤って愛する人妻を殺してしまった。
それを悔い出家、僧になる。(wikipediaより)
「俺は頭が病んでいる。あるいは永久に治らぬかもしれない」と
友人に明かしてたそうな。
当時のスケッチブックには「絶望」の文字が。
彫刻「デスペア」の誕生。
そして、彫刻「女」について碌山美術館の仁科館長さんの解説で
「絶望と希望の融合」とお話されてた他に
グッとくるものがあったので書き留め。
「この作品はどこから見ても鋭角な直角三角形。
下から螺旋状に上がっていき天井に突き抜ける感じ。
膨らみ・窄み・膨らみ・窄み、光・陰・光・陰、とリズムを感じさせる」
絵に関しても大切な事だって思って
彫刻「女」の完成1ヶ月後にこの世を去りました。
碌山の死後、碌山の日記帳を燃やした黒光に非難の声もあったそう。
小説家の原田マハさんが
「黒光は碌山にとってファム・タール」と言ってたのも印象的。
「労働者」「文覚」「デスペア」「女」
これらの秀逸な作品が、わずか30歳までに制作されていることに
感嘆しました
敬意を払いたいです
自分が小学生の時、将来の夢で彫刻家に憧れてた時期があったナって
思い出し…恐れ多ぃ!!
彫刻の鑑賞、とってもスキ
※ブログ内画像は安曇野市・碌山美術館・日曜美術館サイト様より
先日のブログの続き。
「碌山」の他の彫刻作品のコトも書き留めておきたいナって思って
彫刻「労働者」。文展で入賞。
展覧会が終わると彫刻「労働者」の左腕、両足を切り落とす。
現在、切り落とされたまま展示されている。
画像を見るとその部分が「無」だけれど
その部分が存在しているかのように見えて
違和感のないバランス感覚の不思議さに圧倒されました
碌山は文覚上人の話を聞き、鎌倉へ「文覚上人荒行像」を見に行く。
後、彫刻「文覚」が誕生。
この彫刻の形相や筋肉の表現など、もう圧巻です
司会者の方々がこの作品を前にして
威圧感・貫禄・今にも噴火しそう、と感想を述べてました。
※文覚上人=人妻に恋した文覚は、思い余ってその夫を殺害しようとした。
ところが誤って愛する人妻を殺してしまった。
それを悔い出家、僧になる。(wikipediaより)
「俺は頭が病んでいる。あるいは永久に治らぬかもしれない」と
友人に明かしてたそうな。
当時のスケッチブックには「絶望」の文字が。
彫刻「デスペア」の誕生。
そして、彫刻「女」について碌山美術館の仁科館長さんの解説で
「絶望と希望の融合」とお話されてた他に
グッとくるものがあったので書き留め。
「この作品はどこから見ても鋭角な直角三角形。
下から螺旋状に上がっていき天井に突き抜ける感じ。
膨らみ・窄み・膨らみ・窄み、光・陰・光・陰、とリズムを感じさせる」
絵に関しても大切な事だって思って
彫刻「女」の完成1ヶ月後にこの世を去りました。
碌山の死後、碌山の日記帳を燃やした黒光に非難の声もあったそう。
小説家の原田マハさんが
「黒光は碌山にとってファム・タール」と言ってたのも印象的。
「労働者」「文覚」「デスペア」「女」
これらの秀逸な作品が、わずか30歳までに制作されていることに
感嘆しました
敬意を払いたいです
自分が小学生の時、将来の夢で彫刻家に憧れてた時期があったナって
思い出し…恐れ多ぃ!!
彫刻の鑑賞、とってもスキ
※ブログ内画像は安曇野市・碌山美術館・日曜美術館サイト様より