Miyuki Museumブログ

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Miyuki Museumのひとりごと

「レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想」展

2012-05-18 | 絵・デザイン
(Fri)
毎日jpより
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strawberryダ・ヴィンチと語る:画家・野見山暁治さん

ずらり並んだモナ・リザの行列は、この世ならぬ怖さ。
シュールレアリスムの神髄。
作者は特定されていない「アイルワースのモナ・リザ」が好きだ。
ダ・ヴィンチ以外、誰があの世界を創れるか。

 僕はかねがね、「いい絵には化け物が潜んでいる」と思っているのだけれど、
その化け物が正体をドッと見せてきた感じ、と言えばいいかな。
背景の黒い部分に、「この世ならぬもの」の姿を現している気がした。
ルーブル美術館所蔵「モナ・リザ」の背景は海の底みたいで、この幽玄さも恐ろしい。

 それにしてもダ・ヴィンチは不思議な人。
あんなにいろんな事をやって、どんな毎日を生きていたのだろうか。
きっと、この世をつかさどる「お化け」の正体を知りたかったのだと思う。

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strawberryダ・ヴィンチと語る:在イタリア・ジャーナリスト、内田洋子さん

「ダ・ヴィンチを好きか」などと他人に聞くイタリア人はいません。
彼らにとってダ・ヴィンチはまさに「神様」。
学問の世界で、文系は「過去を探るもの」、理系は「未来を探るもの」−−彼らはこう考えています。
しかしダ・ヴィンチだけは違う。「彼だけは両方、手がけた!」と。

 絵画一つとっても、分厚い研究が今も続いています。
後世の私たちに彼が残したのは「君たち、自由に解釈を」というメッセージでしょう。
これは今のイタリアの学校教育にも通じます。
何かを生徒に見せ、自分の言葉で語らせる。
こういうことをさせれば、素晴らしい能力を発揮しますよ、子供たちは。
ダ・ヴィンチの力は、イタリア社会に深く浸透しています。
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