低きより米粒ほどのハコベ咲く
曇天の淡き光に目を上げて降らぬ守りを我は忘れじ
スマホの歩数計、新幹線仮想コース東京~博多間 1064.13km、いよいよ後一日でゴールイン。嬉しくもあり名残惜しくもある。
ゴールするとさっさと画面から消えてしまうので、明日には消えて終わる。
折から息子にスマホの買い替えを勧められているので、タイミングとして申し分ないのだけれど・・。しばらくはウオーキングが少しつまらなくなる。
何時も決まったコースを歩いているので、EXが少し違うくらいで他はほとんど同じであり、少しずつ進む仮想コースを見るのが楽しみだった。
これまでも東海道や琵琶湖一周など楽しんで来たけれど、今回が一番遠く、ふっと元気にゴールに出来るのだろうか・・と思ったことも事実で、少しずつでも歩き続けるなら何処にでも行けるのだと、仮想であっても少しの充実感を味わった。
コースは仮想でも一歩ずつ歩く日々はリアルであり、それは春夏秋冬を通してのことで、日々に四季の微妙な変化を肌で感じながら歩くとき、気持ち良く感覚が研ぎ澄まされる時があり、リフレッシュされて重かった頭が軽くなる。
春には豪華な花吹雪を浴びてウグイスの声を楽しみ、夏の厳しい日差しには真っ黒になりながらもホトトギスの声に励まされ、秋風に散る落ち葉をパリパリと踏み踏み歩いたり、冬には時に寒風に舞う小雪に立ち向かって勝利を味わう。たったの2.4kmの勝利だけれど・・。
でも、それらのすべての時に、この身を守っていてくださるイエスさまへの感謝があふれる。たまわりものの命の日々を心から感謝して喜んで歩く。
また、私は召される日を心待ちにもしている。どのような死であっても、それは晴れがましくも永遠へのゴールインであり、ずっとお会いする日を心待ちにしている主に、パラダイスでお目にかかる日であって、私は本当に、御前に泥のように伏して礼拝したいのだ。