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主人が「アスパラ菜」の種を買ってきた。畑の土を掘り返し、畝を切って鳥除けのネットまで張り終えて、さて、種まきをしようとした時種が見あたらない!小屋の中から、持ち物から手当たり次第に探し回ったけれど何処にもない。
家に戻って来て「見なかったか」と聞く。私はチラッと車の中で種の袋を見ただけだと伝えた。年と共に本当に忘れっぽくなって、いつも何かと探し回ることが多い。
「畑かな・・」と戻ろうとするのを引き留めて、「ねえ、、祈ろう」と勧める。玄関先で頭をくっつけて立って祈る。主人は「やっぱり畑やろう・・」と祈り終えるやそそくさと出て行く。「駄目だ・・」と思った。私に合わせただけの祈り。主人にしたら「祈る間に探そう・・」だったのだろう。残念だけど時間が必要みたい。
私も家の中に置き忘れていないかと探しつつ、「主はご存じなのに・・教えてくださるのに・・でも、待つしかないな。」と、主人に信仰の導きを祈りつつ待つことに決めた。
その日も次の日も出てこなかった。でも、主人の言葉が少しずつ変わってきた。「出てくるまで待つわ」たかが種の袋ひとつ、わりと高い種だけどもう一度買ってきても大したことではない。それを作業の手を止めて「待つ」という言葉が嬉しかった。
その日の午後、ウオーキングで畑の下を通りかかったとき、主人が畑から見てみろという。「種を蒔いたぞ!」とても嬉しそうだった。種はやはり出て来た。その夜主人と話した。
「祈りは聞かれるでしょう。イエス様はご存じだから教えてくださるよ」
「でも、探さなかったら出てこないだろう」
「探したくなったでしょう」
「なるほど」
350ml缶の発砲酒を半分ずつ入れて二人で静かな乾杯!外でひぐらしが鳴いていた。
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小さな祈りは、主と共に生活をする日常の主とのコミュニケーション。主に家族のように困ったことをお伝えする。主はいつも喜んで返事をしてくださる。そんな小さな応答が何時もあるから、私は主を近しく感じていられる。