ハンガリーからクロアチアの首都ザグレブへは、急ぐ旅でなければ、鉄道が一番だろう。
ブダペスト南駅からシオーフォク経由で、ICを使い、乗車前に買い込んでいけば
飲み鉄旅も十分満喫でき、酔ったら、うたた寝してもザグレブ中央駅は終点である。
毎日朝夕2便運行しており、所要時間は、ブダペスト南駅から6時間、シオーフォク駅
から4.5時間、何と言ってもMAVの数ある路線でも、1,2の風光明媚な自然の中を
走ってくれる。 (訪問日 29-12-2017)
◆ 出発のシオーフォク (Siófok)駅
Siófok 7:57発~Zagreb 12:38着(Budapest 南駅 6:35発)
◆ 到着ザグレブ中央駅構内
<市街地マップ>
◆ ザグレブ中央駅とトミスラヴ王広場(冬場はスケートリンクとして開放)
◆ プラスカ通りを走るトラム(クリスマス飾り車両はブダペストと同様な趣向)
◆ ザグレブ・アイの16階屋上カフェからの眺め
● 北東の方角: 聖母被昇天大聖堂と聖マリア教会、聖フラーニョ教会
● 東真下には: イェラチッチ総督広場
● 北の方角:聖マルコ教会
● 南の方角:ザグレブ中央駅
<聖母被昇天大聖堂 (Katedrala Marijina Uznesenja)>
門柱に飾った石像群は一見、ゴシック調(ネオゴシック)
祭壇には、多くの美しいステンドグラスを使っている。
<聖マリア教会 (Sv. Marije)>
手前にあるのが、昔から庶民の胃袋を満たしてきた「青果市場」で教会入口と繋がっている。
ここには13世紀に建てられたシトー派の修道院があり、18世紀に聖マリア教会として再建。
<聖マルコ教会 (Crkva sv. Marka)>
ケーブルカーでゴルニィ・グラードの丘(旧市街)に登ると行政官邸の間に鎮座する。
13世紀にロマネスク様式で建てられ、14世紀には礼拝堂と鐘楼が追加された。
1880年の大火災の後に、ネオゴシック様式で再建された際に、カラータイルの紋章が
屋根に敷かれた。(クロアチア・ダルマチア王国とザグレブ市の紋章が並んでいる)
聖徒達の石像を飾った一風変わった正門(これがネオゴシック?)
教会内部には、ステンドグラスと大きなフレスコ画をあしらった祭壇。
◆ ケーブルカーと見下ろす市街地
◆ 登りきった所にそびえるロトゥルシュチャク塔は、13世紀に建てられた見張り塔。
<聖カトリーヌ教会 (Sv. Katarina)>
1632年にイエズス会によってバロック様式で建てられた。隣には修道院もある。
東隣なりの広場から眺めた最も高いビルがザグレブ・アイ。
<聖フラーニョ教会 (Sv. Franjo)>
聖母被昇天大聖堂前の道路を北に歩くと左側にある教会で、現存のものは1880年の
大火災の後に、ネオゴシック様式で再建されたものである。
これにて、「ザグレブの教会」はお終いです。
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