Memento 聞きなれない語(己の語学力の貧困さ)で、直ぐに辞書を引いてみたら、今度は
ちゃんとした英語とは....トホホ... 語訳が「記念品とか形見、記念唱(ミサでの)」だから
意味的には、ハンガリー共産党の形見公園が上手く的を射ているような...ちょっと引いてしまい
そうな所です。
ノンポリ人種なので、マルクスもレーニンも全く読んだことも、触れたこともなく、本来は足を
運ぶこともない所なのだが、「1956年ハンガリー革命」の事を調べていて、あの時に倒されて
残った「スターリンの長靴」像を撮らなければという思いのみで、足を運んだのであった。
.... 以下の写真のすべては Nov. 24 2019に撮影
東ドイツ製乗用車トラバント(直列2気筒2サイクル、空冷 595cc)
◆ オープン; 1993年7月
◆ 場所 ; ブダペスト12区、国道7号線でM0(モーターウェイ)とぶつかる3Km手前。
公共交通機関利用ならば、ケレンフールド駅前バスターミナルからバスあり。
◆ 入場料 ; 大人1,500 Ft. 学生 1,000 Ft. (子供の料金は失念してしまった)
◆ 正面入口
左にはレーニンの銅像と右にはマルクス&エンゲルスの石像が飾られている。
◆ 「スターリンの長靴」像
入口門の通りを挟んだ向かいの外に展示されている。 公園に入ることなく初期の目的は
達成できたのであったが、折角なので公園内のモニュメントも見学していくことにした。
◆ 公園内の全貌と彫像たち
上図の展示番号と合致させている。
● #3;ソ連赤軍兵士像 ● #4;ハンガリー/ソ連友好記念像
BP11区、ゲッレルトの丘にある自由の像の BP10区、Szent László tér
下に設置されていた。 (ネープリゲトの裏)に設置されていた。
● #5;第二次世界大戦からの解放記念像
石灰岩で造られおり、BP14区、Thököly út (英雄広場の裏手)に設置されていた。
● #8;ハンガリー/ソ連友好記念碑 ● #9;ソ連英雄記念像
BP10区、Kőbánya-Óhegy 公園 BP16区、英雄広場にあった。
(ネープリゲトの裏手)にあった。
● #10;第二次世界大戦からの解放記念像 ● #17;レーニン像
BP13区、Béke tér (西駅の北)にあった。 BP21区、Csepelの製鉄所玄関前にあった。
● #24;ベーラ・クン (Béla Kun) 記念像
周りの兵士達にはクロム銅板材を使用、BP1区 Vérmező-park(王宮の麓、南駅の横)にあった。
● #31;労働運動記念碑
オリジナルの掌はプラスチックで、現在の物は鉄板に替えられた。 ボールは御影石。
BP2区、Hűvösvölgy (鉄道博物館脇)に設置されていた。
● #32;スペイン戦線ハンガリー兵士像
BP5区、Honvéd tér (国会議事堂と西駅の間)に設置されていた。
● #33;ハンガリー社会主義共和国(共産党を改称)記念像
BP14区、Dózsa György út (英雄広場横)に設置してあった。
● #38;反革命儒教者像
BP8区、Köztársaság tér (東駅付近)に設置されていた。
1989年10月23日のハンガリー憲法の改訂で、複数政党制の新しい民主主義共和国に生まれ
変ったことにより、ブダペスト市内に鎮座していた共産主義時代の全ての記念モニュメントが
Memento park に集められたということであった。
これもまた、ハンガリー史という大河の中の一滴、建国ヒストリアということでしょうか。
これにて「ブダペストのMemento park」は、お終いです。
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