前回に引き続き、
❸ ヴィジョリィ (Viszoly) 改革派(カルヴィン派)教会
教会は13世紀にロマネスク様式で建てられ、その後14世紀にゴシック様式を
取り混ぜた大きな内陣と塔を追加拡張した。
<ロケーション> ..... 赤二重丸が今回の教会位置
■ 教会の外観
● 13世紀創設期の祭壇と内陣(南側)
● 14世紀に追加された内陣と塔
● 教会の北側全景
● 東側(県道)より見た教会の全景
■ 内陣
内陣の全景;奥が祭壇部で新旧の内陣は仕切り壁で分かれている。
これだけ多くの壁画が保存よく残されている教会は珍しく貴重な遺物である。
● 祭壇部のフレスコ画(壁画)
◆ 13世紀の内陣にある壁画
よく美術雑誌で見掛ける壁画でキリストを描いたようだ。
◆ 天井は交差リブのヴォールト構造に色が鮮やかに残っているのは嬉しい。
̻̻🔹 14世紀の内陣側の壁面には ....
🔹 天井は板貼り
13と14世紀の壁画を比較してみると、13世紀の方は青色を多く使っており
絵自体も繊細に描かれているようである。
■ ここはハンガリーで最初に聖書が作られたところであり、教会の隣の博物館には
印刷機や工場備品が展示されている。
1590年に印刷された国内最初の聖書 ⇩
これにて「ハンガリー東部ミシュコルツのスケッチ(2)」は、すべてお終いです。
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