撮り旅・ヨーロッパ

ハンガリーを拠点にカメラ片手に古い教会を主に写真撮影の旅を楽しみ、そこで拾った生活、文化情報を紹介します。

リエカ(クロアチア)の教会

2018-01-11 22:10:19 | 海外生活

 高速道路A6(E65)でリエカからザグレブまでの間は、いくつものトンネルをくぐるが、

その中の最も長いTuhobicトンネル(2.2km)を抜けると一面の銀世界に変わた。

                               旅日;02-Jan.-2018

Tuhobicトンネル手前のサービスエリアよりアドリア海を望む。

 

トンネル後のRavna Gora サービスエリア付近の雪景色。

 

  街の名、リエカは日本人にとっては、とても響きが良く、何か惹きつけられるものがあり

事実、期待を裏切らない美しい街であることは間違いない。

クロアチア語でRijeka(リエカ)は、ハンガリー語、イタリア語でFiume(フィゥメ)で、

共に「川」という意味になるので、昔から美しい所であったのだろう。

歴史的にもハンガリー領(18~19世紀)だったこともあり、ハンガリーには馴染みの深い

都市であり、オーストリア帝国のトリエステ、ハンガリー帝国のリエカは、共に、19世紀に

屈指の国際貿易港として繁栄を極めた、うたかたの地であったのだろう。 人口は約13万人。

<市街地マップ>

 

 

<見どころ>

① 時計塔 (Gradski Toranj)

    リエカ随一の繁華街コルゾ通りにあるランドマークの、このゲートをくぐると中世の時代に

   タイムスリップするようである。

  

  1695年に建てられ、時計の下にはハプスブルク家の紋章の双鷹が、その下には

  神聖ローマ帝国皇帝レオポルト1世とカール6世のレリーフが飾られている。

 

②「ローマのアーチ」または「扉」 (Stara vrata)

   リエカで最も古い建造物で、ローマ時代の凱旋門だったらしい。

  

 

③ 隣なりにある中世ローマ時代の遺跡

 

④ 聖セバスチャン教会 (Crkva sv. Sebastijana)

  オリジナルは1291年に建てられ、1885年に修復された礼拝堂である。

 

⑤ 聖ヴィート大聖堂 (Katedrala sv. Vida)

  1638年にイエズス会によって、ヴェネツィアのサンタマリア教会をモデルに建設が開始。

  当初は小さい教会であったが、1725年にバロック様式で改築し、地域の大聖堂となった。

   

 

 教会祭壇部

 

⑥ 聖母マリア被昇天教会 (Saint Mary of the Assumption Church)

   1880年に建てられ、かつては大聖堂であった。 教会の前には Lerning Towerという

 古い塔がある。 軸が40cmほど傾いており、現在は使われていないようだ。

  

  

  内装ともバロック様式

  

 

⑦ 聖ニコラス教会 (Crkva Svetog)

   セルビア正教会の教会で1790年に建てられた。

  

 

⑨ 聖母カピチン教会 (Gospa Lurdska)

  1610年のオリジナルの基礎の上に、1908年にネオゴシック様式で建てられた。

 上と下の2階構造の教会で、3塔のバジリカタイプ、真ん中の塔は地上から75mの高さ。

   

   

     下の祭壇            上の祭壇

 

 二階部テラスから見たリエカ港と手前は長距離バスターミナル。

 

⑨ 旧ヤドラン邸 (Jadrolinija)

 現在は海運会社のヤドロリニア社の本社ビル

 

⑩ リエカ港

   向こうに、オパティアの山並みを望む。

 

  これにて、「リエカ(クロアチア)の教会」はお終いです。

 

「バラトン遍路の旅」   http://motsukahu.web.fc2.com

 

 

 


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