高速道路A6(E65)でリエカからザグレブまでの間は、いくつものトンネルをくぐるが、
その中の最も長いTuhobicトンネル(2.2km)を抜けると一面の銀世界に変わた。
旅日;02-Jan.-2018
Tuhobicトンネル手前のサービスエリアよりアドリア海を望む。
トンネル後のRavna Gora サービスエリア付近の雪景色。
街の名、リエカは日本人にとっては、とても響きが良く、何か惹きつけられるものがあり
事実、期待を裏切らない美しい街であることは間違いない。
クロアチア語でRijeka(リエカ)は、ハンガリー語、イタリア語でFiume(フィゥメ)で、
共に「川」という意味になるので、昔から美しい所であったのだろう。
歴史的にもハンガリー領(18~19世紀)だったこともあり、ハンガリーには馴染みの深い
都市であり、オーストリア帝国のトリエステ、ハンガリー帝国のリエカは、共に、19世紀に
屈指の国際貿易港として繁栄を極めた、うたかたの地であったのだろう。 人口は約13万人。
<市街地マップ>
<見どころ>
① 時計塔 (Gradski Toranj)
リエカ随一の繁華街コルゾ通りにあるランドマークの、このゲートをくぐると中世の時代に
タイムスリップするようである。
1695年に建てられ、時計の下にはハプスブルク家の紋章の双鷹が、その下には
神聖ローマ帝国皇帝レオポルト1世とカール6世のレリーフが飾られている。
②「ローマのアーチ」または「扉」 (Stara vrata)
リエカで最も古い建造物で、ローマ時代の凱旋門だったらしい。
③ 隣なりにある中世ローマ時代の遺跡
④ 聖セバスチャン教会 (Crkva sv. Sebastijana)
オリジナルは1291年に建てられ、1885年に修復された礼拝堂である。
⑤ 聖ヴィート大聖堂 (Katedrala sv. Vida)
1638年にイエズス会によって、ヴェネツィアのサンタマリア教会をモデルに建設が開始。
当初は小さい教会であったが、1725年にバロック様式で改築し、地域の大聖堂となった。
教会祭壇部
⑥ 聖母マリア被昇天教会 (Saint Mary of the Assumption Church)
1880年に建てられ、かつては大聖堂であった。 教会の前には Lerning Towerという
古い塔がある。 軸が40cmほど傾いており、現在は使われていないようだ。
内装ともバロック様式
⑦ 聖ニコラス教会 (Crkva Svetog)
セルビア正教会の教会で1790年に建てられた。
⑨ 聖母カピチン教会 (Gospa Lurdska)
1610年のオリジナルの基礎の上に、1908年にネオゴシック様式で建てられた。
上と下の2階構造の教会で、3塔のバジリカタイプ、真ん中の塔は地上から75mの高さ。
下の祭壇 上の祭壇
二階部テラスから見たリエカ港と手前は長距離バスターミナル。
⑨ 旧ヤドラン邸 (Jadrolinija)
現在は海運会社のヤドロリニア社の本社ビル
⑩ リエカ港
向こうに、オパティアの山並みを望む。
これにて、「リエカ(クロアチア)の教会」はお終いです。
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