Zempléni-hegység (ゼンプレーン山脈)の麓を幹道の国道3号線でスロバキアへ向かうと
国境手前が今回の目的地である。 森はあくまでも深く、手つかずの大自然は動物の楽園であろう。
Zempléni-hegység を仰ぎ見る。 Boldogkö (ボルドグクー)城(13世紀創建)
ここまで来たら是非、寄って欲しい所、
Aggtelek (アッグテレク)バラドラ洞窟
1995年にユネスコの世界遺産に登録....但し、国道27号線の方が近い。
<百四十五番札所; Vizsoly református (ヴィジョリイ) カルビン派教会>
教会は、13世紀にロマネスク様式で建てられたのがオリジナルである。 のちに14世紀に
ゴシック様式の内陣と塔を一緒に追加、拡張した。
内部には13、14、15世紀の中世フレスコ画のオンパレードである。
教会内には伝道師 Károlyi Gáspár (カーロイ・ガスパール)の聖書オリジナルが展示されている
東側(祭壇側)からの眺め 北側からの眺め
塔と大きい方の内陣は14世紀に建立。 13世紀に建った小さい方の内陣と南門。
大きい内陣の南門。 小さい内陣の南門庇部の飾り。 どちらの南門も使われていない。
小さい内陣から祭壇側を見る。 内陣同士の境目、説教台は1792年作品。
大きい内陣から祭壇を見る。 内陣の境目壁の壁画(15世紀初期のもの)
小さい内陣の壁画(1400年代のもの)
祭壇と壁画(13世紀のもの) 小さな内陣の天井(アーチ対角線リブ...ゴシック)
Károlyi Gáspár の聖書 (1590年)
<百四十六番札所; Gönc református (グンツ) カルビン派教会>
教会は、13世紀にロマネスク様式で建てられたものを、14世紀にゴシック様式の内陣で拡張した。
今日の教会は、18世紀にバロック様式で再建されたものである。
祭壇は内陣の真ん中(カルビン派の特徴) 東側信者席
西側信者席
<百四十七番札所; Szent Imre (セント・イムレ) ローマ・カトリック教会>
教会は、14世紀に聖イムレを祀るために、ゴシック様式で建てられた。
1530年代にルター派の教会として、のちにカルビン派に使われた。 1640年に火災で
焼失した為、当初の物はほとんど残っていない。
1712年の終わりにカトリックに教会は戻ってきた。 1714年と1777年にバロック様式
で再建された。
今日の教会は1827年に、祭壇と内陣の壁を強化・改修したものである。
ゴシック様式の窓(当初のもの)
内陣祭壇側 手水鉢の側面に葡萄房のレリーフ(1728年作品)
内陣入口側
これで、「Zemplén (ゼンプレーン)山脈の教会」 はお終いです。
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