最近知ったことであるが、バラトン湖には６０数箇所の川があるというので地図をじっくり
眺めてみると、確かに名もない小川が無数にある。 海抜の高い北岸にある川は湖に流れ込み、
南岸の川は途中で合流したりしてドナウ川に流れて行くのだという。
バラトン湖からドナウ川まではかなりの距離があり、その一滴が流れ、流れて黒海まで旅を
するのかと思うと、小生も早く身体が動けるうちに黒海まで追い掛けて行きたい気がする。
今回は、そんなバラトン湖の水の源流の一つでもあるザドル (Zádor) 川とドナウ川への最大の
排出口であるシオー川 (Sió folyó) を訪ねてみる。
● ザドル山中からバラトン湖を望む Jul. 31 2019
● シオー川 (Sió folyó) 河口 Aug. 01 2019
＜ロケーション＞
１．源流の流れ（ザドル山中）
源流はこの先近いと思われる。 誰が置いていったのかワンコの置物。 Jul. 31 2019
２．ザドル (Zádor) 界隈風景
チャリンコでのんびり走ってみたい並木道
Jul. 31 2019
一面の葡萄畑と源流があるザドル山（山の頂上にはザドル城跡がある）
ザドル城跡の詳細は、本ブログ「バラトンそぞろ歩き 古城（７）ザドル城」をご参照を。
２．排出河口（シオー川）
水門の開閉により水位をコントロールしている。 Aug. 01 2019
ドナウ川に向かって湖水は流れる。
シオーフォク (Siófok) の次の村バラトンサバディ (Balatonszabadi) でのシオー川。
写真はバラトン湖の方角を眺めている。 Jul. 31 2019
行く先々で川は必要に応じて堰き止められ、徐々に川幅は狭くなっていく。
さらばバラトンの水よ、ドナウ川に向かってコンコンと流れて行く。
３．旅先で拾った野草
野草、雑草にしておくには勿体ないほどの可憐な草花が道端に咲いている。
残念ながらほとんどの名前は図鑑からの当てずっぽう。
● ムラサキツメクサ
● ルリタマアザミ
● アンジェリカ（シシウド属）
これは同じ物だと思う（咲く時間差が面白い）
● ホウズキ
● セイヨウタンポポ
● ヒメジョオン
これにて「バラトンそぞろ歩き（２２）湖水を追って」は、お終いです。
本ブログへのご訪問、ありがとうございました。
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