第一回 両神山 テン泊②

沢の音を聞きながら寝ること約６時間…深夜２時頃に目が覚めた

夜明けにはまだまだ早く、かと言ってそれから全然眠れない。

ふと気になったのは麓に残してきた車の事…
入山初日、あまりの登山者の多さになんとも微妙なスペースへ停めてきたため
他の登山者にぶつけられていないか心配になってきた。

二日目の朝も、またあんなに混みだしたら出るに出辛くなりそうな気もしてきたので深夜に決断する。

「車が混み出す前に、夜明け前に車に戻ろう」と！

もともとの目的としては山頂を目指していたわけではなく、両神山で一晩一人で過ごすのが目的だったので半ば達成していたのと
何度も夜明け前に入山し登った経験もあるため、夜中の行動にさほど抵抗がなかったのが決め手となり

深夜2時過ぎに撤収の支度を開始！
ヘッドランプを頼りに身支度を済ませ、いざ下山！

馴れってのはほとほと大事なんだと気付かされた。
いきなりでする様なもんじゃないですよ、夜中の下山行為は。

まず登りよりも遭難しやすいと思います。
基本、山ってのは登り続ければ頂上には行けますが下りの行き先は無数に広がります。

しかもヘッドランプで見る景色と昼間に見る景色はまるで別物。
獣路が登山道に見えたりして、迂闊に辿るととんでもないところ行ってしまうので注意が必要です。

分岐路や脇道が出てきたら、自分を過信しないで現在地を地図やコンパス、或いはGPSで確認しましょう。

慎重に歩みを進め、登山口まで戻ってくると…



天然記念物のカモシカに遭遇！

野生生物にここまで近づけるなんて、あんまりないと思います。
それくらいカモシカは警戒心が薄い。

カモシカの御迎えをうけて無事下山が完了♪

今度はもっとゆっくりとテント泊を楽しみたいもんです！

第一回 両神山 テン泊①

先日、初めてテントを担いで両神山へ行ってきました。
いつもは日帰り装備のため、身動きしやすい重さでしたが今回は泊まりがメインのため食料・飲み水は勿論のことテントや寝袋も増加しかなりの重さに！

そしてどうせ泊まるなら山の中で一人になりたかったので、清滝小屋のテント場ではなく登山道から外れた誰も来ないエリアに行こうと決めていたため有事の時の心強い味方のナイフを携行。



総重量20kg近くになり自分の体力の無さを実感するには十分な重さだw

夜の山と言うのは、それは静かで耳が全ての音に過敏になっていく。
お化けが出るんじゃないか？みたいな、あやふやな恐怖はなく突然の雨による増水と、野生生物…主に熊との鉢合わせと言う具体的な不安要素に神経が張り詰めます(笑

テントを幕営したポイントが沢のすぐそばと言う、安全面でいうならアウトなポイントだけど
その日の夜から翌日まで好天が続くという予報だったのと、場所に対する馴れもあり沢沿いに張りました。



増水したら一発で流される様なポイントなので、決して真似しないでください。

そして夜を迎え、ウィスキーをチビチビと飲みながら時間を過ごしていく。
持ってきたDVDも見終わりそろそろ寝に着こうと時計を見たら8時半。
寝るには早いけど、とくにする事もないので就寝！