………晴れた日に車を走らせていた
場所はまるでテキサスを彷彿とさせるような所だった。
隣には妻を乗せていた。
サービスエリアの様な所で昼食を取ろうとする。
メニューは…
たこ焼き
おにぎり
稲荷寿司
焼きそば
などの写真が貼られていた。
「ゴミみたいなのばっかだな」
となぜか高校時代からの友人が現れて呟いた。
「でもここで何か食べておかないとなぁ、夜は何もないから」
そう思っていた。
私は稲荷寿司と「甘いガムの様な匂いのする紙束」を買った。
すると今度は小学時代からの友人が現れた。
床にお金を撒き散らかせていた。かなりの額だった。
「ご飯買った?買ったならもう行こうぜ」
そう言った。
私は「床のお金拾わないとダメじゃん、お金は大事にしないと」
と言うと友人はこう言った
「お金なんてもういらないんだよ、欲しかったらあげるよ〜」
私はビニール袋に一通り拾い集めて、持って帰ることにした。
友人と一緒に車まで戻ると夜になっていて雨が降っていた。
車の側には自動販売機があり、二人で飲み物を飲みながらくだらない話しをして盛り上がった。
「いや〜こう話していて改めて感じたけど、俺って高楊枝のこと本当に好きだったんだなぁ」
と染み染みと言う。
「子供のころさ、二人でマンガとか描いて遊んでたじゃん?あの頃とか楽しかったよな」
私は言った、そして続けてこう言おうとした…
「だからさ、絶対に自殺なんてするなよ」
しかしそれを言う前に夢が覚めた…
ニ○ニニ年十月九日 夢