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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

ブルージャイアント by 石塚真一

2015年07月10日 | 漫画・アニメ、そして特撮

コミックは、様々なジャンルが開拓されてきており、その中には「ミュージシャンもの」というジャンルもある。

 

 

 

私はこのジャンルが大好きだ。

 

古くは、水野英子さんの「ファイヤー」。これは友人に勧められて読んだのだが、一気に読みほした覚えがある。

 

ちょっと前では藤井哲夫さん原作&かわぐちかいじさん作画の「僕はビートルズ」。まあ、「僕はビートルズ」に関しては、終盤の物語の結び方に尻すぼみな感はあったものの、途中までは最高に好きだった。

 

 

 

そして今。

 

私が一番気に入っている「ミュージシャンもの」コミックは「ブルージャイアント」である。

 

注目している。

 

 

 

主人公の高校生・宮本大は、当初バスケットボール部に入っていたが、やがてバスケでの自分の限界を感じるようになっていたのだが、そんな時に出会ったのがジャズという音楽。

 

それ以来、大はジャズにのめり込み、自身でサックスを吹くようになる。

 

初めてのライブでの挫折感、師匠との出会いを経て、世界一のジャズミュージシャンを目指してゆく・・・そんな物語だ。

 

 

 

ミュージシャンもののコミックでは、主人公がのめりこむ音楽ジャンルはこれまでたいがいロックだった。

 

だがこの作品は、ジャズ。そのへんも、コミックとして新鮮に読めている。

 

作者の石塚さん、いいところに目をつけてくれたなあ。

 

 

 

当初この主人公は、技術的にはまだ未熟でも、人をひきつける演奏ができ、それこそが、この主人公の師匠がこの主人公に目をかけた部分だ。

 

 

 

ジャズミュージシャンもののコミックとして、この作品がどんな展開をしていき、どんな結末を迎えるのか、ちょっと見守っていたい。

 

 

 

ロックものコミックだった「ファイヤー」は、個人的な感覚でいえば太宰治の「人間失格」の結末にも相通じる終わり方をしたように感じたし、「僕はビートルズ」は、せっかくの題材だったのに、尻すぼみな終わり方をしてしまったような印象を私は持っている。

 

 

 

だからこそ、ジャズミュージシャンものの、この「ブルージャイアント」の結末が興味津々だ。

 

まだまだ物語の中途だし、あまり細かく取り上げたり、感想を書くのは、今の時点では遠慮しておくが、この先が非常に楽しみだ。

 

 

 

もしこの作品が更に人気が上がって行けば、ジャズという音楽が、今まで以上に幅広い世代に受け入れられることにつながるかもしれない・・・そんな期待も持ててしまう。

 

 

 

ジャズファンにとっても、ちょっと嬉しい作品なのではないだろうか。

 

 

 

応援していきたい作品だ。

 

 

 

 

 

ちなみに・・・この作品を読んでて、私は「誰か、ジャンゴ・ラインハルトをモデルにしたコミックでも描いてくれないかな」なんて思ってしまった(笑)。


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