私の自主制作CD「空を見ていた。」のブックレットには、他の多くのCDのブックレット同様に歌詞が掲載されている。
ページによっては、写真も掲載されている。
「空の少年」の歌詞のページで使われている写真は、つま恋の秋空。
数年前に、吉田拓郎さんとかぐや姫が、つま恋でコンサートをやった時に、客席から私が眺めた秋空である。
「里山の向こうに君が見える」のページで使われている写真の場所は、ナイショ(笑)。
ナイショとはいえ、たいした深い意味があるわけではないので、念のため。
「失恋の言葉(うた)」で使われている写真は、私の母校の内部。
この写真を撮った時は、すでに我が母校は数年前から廃校になっており、取り壊される寸前だった。
写真の手前に写っている瓦礫が、廃校らしさを物語っている。
ちなみに、その母校は今はもう取り壊されて、この写真の光景は存在しない。
「母校が消えた日」の舞台となった学校の、実際の風景の一部である。
写真の一番奥の方に、私が在籍した教室があった。
いつも、この廊下を通っていたものだった。
「岩瀬の湯」のページで使われている写真は、実際の岩瀬湯本温泉の景色のひとつ。
漫画家・つげ義春先生が描いた岩瀬湯本温泉のイラストと、ほぼ同じアングルで撮影した風景である。
岩瀬湯本温泉は、福島県にある。
私が温泉めぐりをする時に、行くことが多かった県である。
震災や原発の問題から、一日でも早く立ち直ってほしい。これは私の切なる願いである。
「ゆれはば」のページで使われている写真は、屋久島で撮影したものである。
屋久島の夕暮れ。
屋久島の外周道路をレンタカーで走っている最中に、ふと車から降りて撮った写真。
この道路を更に進むと、野生のサルが道路の両側に大量にいて、道を通る人間たちをジ~~~ッと見ていた。
なんか、襲われそうな圧迫感があったっけ。
私は高校時代や大学時代に作ってた自作曲を集めたカセットテープには、歌詞を記した、手作りのミニ本をつけていた。
で、そのミニ本には、歌詞を記すのみならず、歌詞の下に、雑誌などから集めた風景景色などを貼っていた。
ある程度、歌詞のイメージに合致した写真をあちこちから選んで。
今回の自主制作CD「空を見ていた。」のブックレットは、カセットテープ時代に私がやっていた上記のことを踏襲するスタイルで作った。
カセットテープ時代のミニ本と違うのは、今回のCDのブックレットに掲載した写真は、雑誌から集めたものではなく、全部自分が実際に見た風景の写真である・・ということである。
旅好き人間の、ささやかなこだわり・・・ということになる。
なお、この記事で紹介している写真は、ブックレットで使われなかった写真の中の1枚。
のどかで無名な田園風景の中の夏空。
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