時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

「空を見ていた。」レコーディングこぼれ話 1

2011年06月26日 | 自主制作アルバム

私にとって、この年齢にして初の自主制作CDアルバム「空をみていた。」。

音源のレコーディングは、築地にある録音スタジオにて行われた。

このアルバムを作りにあたり、当初私は何人かの音楽仲間に手伝ってもらおうと思っていた。

私の知り合いに、コーラスが実にうまいグループがいるのだが、そのグループに1曲目の「Boy  in  the  sky」のコーラスをやってもらおうと思っていた。実際、そのグループのリーダーにその話を持ちかけてみたところ、けっこう乗り気になってくれた。

「母校が消えた日」では、以前時代屋のライブでやった時に、二胡という楽器をメンバーに弾いてもらったことがあったので、レコーディングでもその楽器を導入してもらおうと思った。

また、「岩瀬の湯」という曲でのコーラスでは、何人かの友人(音楽をやってない人でもいいい)をスタジオに呼んで、和気あいあいと、多少音が外れてもいいから、遊び風でコーラスをやってもらおうと思っていた。

「もっと早く出会えていたら」では、相方のジャンにエレキを弾いてもらうことも考えた。

 

だが。

 

レコーディングは当初は昼から夜にかけて行ったのだが、その後は深夜の録音になった。

というのは、昼間と深夜(というか、オールナイト)では、スタジオ使用料がだいぶ違う。

その金額の違いは大きかった。

なので、2回目以後の録音はすべて深夜・・深夜0時から朝の9時~10時くらいまでの時間帯で行うことになった。

そういう時間帯になると、スタジオに友人を呼ぶわけにもいかない。

そういうわけで、すべて一人でやったほうがいい・・という事情もあったのだった。

 

もしも「Boy in the sky」が、私の知り合いのコーラスグループだったら。

もしも「母校が消えた日」に二胡が入っていたら。

もしも「岩瀬の湯」に、複数の人の和気あいあいのコーラスが入っていたら。

もしも「もっと早く出会えていたら」のリードギターがエレキだったら。

 

きっと、また一味違った出来上がりになっていたと思う。

 

昔、ビートルズがイエローサブマリンを録音してる時、スタジオ内にいた人が、スタジオ内の色んなものを使って効果音を演出したものだが、そう「いうハプニング的な遊びによって曲がより楽しくなるなら、それは実に素敵なことだと思う。

 

 

 なお、写真は、ブックレットに採用しなかった写真の一枚。

場所は尾瀬。

 

 

 


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