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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

誌面いっぱいの絵で、そのページが何ページなのかわからない

2015年04月07日 | 漫画・アニメ、そして特撮

漫画家は、コマ割りにも色々工夫をこらすものだ。

誌面には、さまざまなコミックが、様々なコマ割りをなされている。

大昔はだいたい1ページに横3コマ、縦4コマくらいの小さなコマ割りが基本で、時に数段分縦や横にぶちぬきのコマがある程度だったが、その後コミックの発展と共に、コマ割りはどんどん飛躍を続け、やがてコマ割りの枠が無くて、そのまま誌面の隅々まで描き込まれるコマも多くなっていった。

今では、むしろそういう作品は一般的である。

ページの隅々まで絵が描きこまれ、コマの枠がなく、その結果ページ内の余白がない誌面は、今や多い。

ページの一番下まで絵が描きこまれ、余白がないと・・・それが数ページにわたって続くと、ちょいと困ったことになることがある。

それは、そのページが何ページ目であるかがわからないということだ。

というのは、普通、ページには、下の余白にページ数が記されているものだが、誌面の下いっぱいまで絵が描きこまれていると、ページ数を記す数字が表記できないからだ。

 それでもたまにそういうページがあるだけなら、前後のページと照らし合わせれば、何ページであるかはわかる。

だが、そういうページが延々と続く場合もあり、そんな時、ページ数を確認したい時などは、ちょっぴり不便だったりする。

また、作品によっては、ほぼ全ページそういうコマ割りになってる作品もある。

そういうコミックの単行本などは、ほとんどページ数を確認することはできないかもしれない。

 

かといって、漫画家に、「ページ数が把握できなくなるから、あまりページの下隅めいっぱいまで絵を描くのはやめてほしい」というのも、どうも無粋。

コマ割りは、その作品の出来やテンションを左右する場合もあるから。

それは、読んでいて分かる。

 

やはりコミックは、作家の思い通りに描いたものを読みたいし、漫画家としても、より迫力や勢いや変化のあるコマ運びをしたいに違いないだろう。

たかがページ数を確認したいからといって、コマ運びに制約ばかり加えるわけにもいかないだろう。

 

かといって、ページ数を確認したくなることもあるわけで。

 

となると・・

ページ下までめいっぱい描かれたページであっても、ページ数だけはなんとか表記できないものかな・・などと思ったりする。

ページ数の数字だけがどうにか収まる程度の、ごく小さな白い下地みたいな「白ザブトン」みたいなのを置いて、その白ザブトンの中にページ数を表記するとか。

 

 それとも・・それは漫画家にとっては、嫌なことなのだろうか。

あ・・・そういう白ザブトンを敷いてしまうと、コマによっては、セリフや、絵の大事な部分が隠れてしまうケースだって当然ありそうだ。

だとすると、漫画家にとっては困るだろう。

 

 

となると・・・

やはり難しいのかな・・・。

 

ともあれ

絵がページの隅までめいっぱいに描かれてるページでも、そのページが何ページ目かがわかるといいな・・・という思いだけは残る。あくまでも個人的な思いだけど。

 


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