この「悪魔くん(旧)」のソノシートの内容にについて、紹介しておこう。
「大怪獣復刻ソノシート」ボックスのセットの中に収められていたCDでは、残念ながらこのソノシートの音源までは復刻されてなかったので確認しようもないのだが、ソノシートブックに書かれている内容によると・・・
まず、収録曲は2曲。
その2曲とは、「なまけもの節」と「悪魔くん主題歌」の2曲。
どちらも水木先生作詞によるものだ。
あのミステリアスな番組オープニング曲は、収められていなかったようだ。
残念。
あのオープニング曲・・・そう、ハミングからはじまる、呪文そのものが歌になってるような曲は、捨てがたい魅力があったと思うのだが。
なぜあのオープニングが収録されなかったのだろう。今にして思えば、もったいない限りだ。
あの曲、エコーがかなり効いてたので、ボーカルの歌詞が聞き取りにくかったし、歌詞を覚えきれない子供は多かったのではないだろうか。
だとしたら、ソノシートに収録されて歌詞も掲載されることで、子供はあの不思議な曲を正確に覚えられただろうに・・。
ソノシートにクレジットされているスタッフは以下の通り。
原作 水木しげる
脚色 伊上 勝
音楽 山下毅雄
効果 岩田広一
制作協力 東映テレビ部
出演
慎吾 金子光伸
メフィスト 吉田義夫
情報屋 塩屋浩三
貧太 渡辺義文
ほか
((注)メフィストを演じた吉田義夫さんは、体調不良のために、第10話から潮(うしお)健児さんにメフィスト役をバトンタッチした。)
また、ソノシートブックの内容に関しては、
・ 魔法陣
・ 悪魔を呼び出す呪文の解説
・ 水鏡の解説
・ 絵本(絵物語風)
「悪魔くん&メフィスト対パイドン、化けガラス。」
悪魔くん&メフィスト対妖怪集団。」
となっている。
悪魔くんを見てると、「悪魔」という存在が悪いものには思えなくなってきたものだった。
メフィストなんて、「悪魔くん」の中ではヒーローだし、正義の存在に思えて、親しみがわいたものだった。
もともとは妖怪にしても、決して善のイメージはなく、どちらかというと邪悪なもののイメージがあった。
だが、水木漫画は、「妖怪」「悪魔」という存在が持つ邪悪なイメージを変えて、グッと親しみがわく存在に変えてくれたものだった。
そういう意味じゃ、妖怪も悪魔も水木先生には一目も二目も置いていることだろうし、むしろ「功労者」として水木先生を見ててもおかしくない。
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