初代ウルトラマンのソノシートジャケットを、アップで見ると、こんな感じ。
ジャケットに描かれてるのは、ウルトラマンとアントラーとネロンガである。
テレビシリーズの中で実際にアントラーとネロンガが戦ったことは、私の記憶では「無い」と思う。
このソノシートに収録されてるミニドラマのオリジナル企画であろう。
このミニドラマでは、アントラーやネロンガだけでなく、バランも出てくるようだ。
「ようだ」と書いたのは、実際にこのミニドラマを今聴けるわけではないからだ。
この「復刻怪獣ソノシートブック」シリーズには何作か音源も復刻されてはいたが、ウルトラマンのミニドラマの音源は無かった。
まあ、その点は少し残念だったかな。
さて、このソノシートの内容を紹介しておこう。
ソノシート ■ ウルトラマン ■
タイトル「恐怖の怪獣島」 ~3大怪獣対決~
脚本 金城哲夫
音楽 宮内国郎
怪獣デザイン 成田亨
絵 南村喬之 中西立太
ブックの内容 世界冒険大地図
ミニドラマ 絵本
ミニドラマ 「恐怖の怪獣島」 3大怪獣対決
ミニドラマ出演 小林昭二
黒部進
石井伊吉
二瓶正也
桜井浩子
ほか
登場怪獣 アントラー
ネロンガ
バラン
付録 怪獣死闘ゲーム
スタッフは、初期のウルトラシリーズのファンにはお馴染みのメンバーで、強力な布陣。
初期黄金期を支えたメンバーだ。
脚本の金城さんは、今では伝説の脚本家・・ともいうべき存在で、その生きざまはテレビ番組などで今でもたまに紹介されたりすることがある。
若くして亡くなられたのが、本当に残念でならない・・というのは、往年のウルトラファンの共通の思いではないだろうか。
挿絵のメンバーも南村さんに中西さんという豪華メンバー。
これで悪いはずがない。
ミニドラマ出演のキャストも、ソノシートのミニドラマにこれほどのメンバーが本当に揃ったの?・・と言いたくなるくらいのキャスト。
ちなみに、ご存知の方も多いだろうが、石井伊吉さんとは、後の毒蝮三太夫さんのことである。黒部進さんは、初代ウルトラマンの分身ハヤタ隊員を演じた方・・というのは、ウルトラファンにはもう常識(笑)。
登場怪獣のアントラー、ネロンガ、バランは、テレビシリーズの中ではそれぞれ独立した1本のエピソードで出てきた怪獣で、この3大怪獣が共演するのは、まさに映像の無いソノシートドラマならではの組み合わせ。
ちなみに、この当時、同じタイトルの番組のソノシートは、同じ番組を題材に何冊ものソノシートブックが作られることがあり、それは人気作であればあるほど、そうだった。
このウルトラマンもそうで、このソノシートブック以外にもソノシートブックがあった。
その「このソノシートブック以外」の中の1冊は、少年時代の私は持っていた。
確か、私が当時持ってたウルトラマンのソノシートのサブタイトルは「バラージの青い石」という作品で、アントラーが単独で出てくるミニドラマが収録されていた。
付録にアイロンプリントがついていたように思う。
そのミニドラマは、テレビシリーズに即した内容になっていた・・と思う。
となると・・アントラーは、何作ものソノシートドラマに出演してたことになる。
ウルトラマンに出てくる怪獣・宇宙人ではバルタン星人やゼットン、レッドキング、ダダ、シーボーズなどが有名だが、アントラーも中々どうして活躍していたんだね。
・・それにしても、ジャケットを見ただけでワクワクしてくる出来上がりではある。
こういうジャケットが本屋やおもちゃ屋の入口付近に展示されて売られていたのだ。
もう・・見るたびにあれこれ欲しくなったものだ。
ソノシートが今やプレミア値段で売られているのは、子ども時代にそれらのソノシートが買いたくても買えなかった「かつての子どもたち」の思いがあるからなのだろう。
蛇足だが・・・ウルトラマンの主題歌の歌詞は、少し謎だった。
というのも、
♪ 胸につけてる マークは流星
自慢のジェットで 敵をうつ
という部分。
胸につけてるマーク?
流星?
ウルトラマンの胸を何度も見たが、そこに流星マークなどなかった。
自慢のジェット?
ならば、ウルトラマン体のどこかからジェットミサイルでも発射するのだろうか?
ドラマを見たところ、ウルトラマンがジェットをはなつシーンなど・・・なかったけど。
と、子どもの頃、単純に疑問に思ってたからだった。
そんなデザイン、あったっけ?
そんな必殺技や武器、ウルトラマンにあったっけ?
・・と。
なので、自分でオリジナルのウルトラマン漫画を描いてる時、主題歌の歌詞を自分なりに無謀に解釈して、ウルトラマンの腰からジェットミサイルを発射させてたりした。
そのミサイルが腰のどこから発射されるのかは、まったく謎のまま(笑)。
流星マークも胸のどこかに描こうとしたが、カラータイマーとの位置争い(?)もあり、結局それだけは実現できなかった・・ように思う。
やがて・・
そうか、これはきっとウルトラマンがハヤタ隊員の姿の時のことを歌ってるのか、科学特捜隊は胸にバッジをつけてたし、ジェット機みたいな兵器に乗って敵に向かって武器を発射してたし・・・・・と思うようになったのだが、そこに辿り着くまでには、多少時間が・・・かかったものだった。
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