遅ればせながら、ドラクエ10を遊んでみた。
ドラクエといえばナンバリングタイトルは新作が出ると必ず買い、すべてクリアしてきている私。
まさに私はドラクエフリークのひとり。
そんな私ではあるが、ナンバリングタイトルでは1作品だけ、クリアもしてなければ、それどころか購入すらしてない作品があった。それこそがドラクエ10だった。
というのは、ドラクエ10は、オンラインゲームだったからだ。
なんてったってドラクエである。本当は興味はあったし、遊びたい気持ちもあったのだが、オンラインというのは敷居が高すぎた。
それまでのナンバリングタイトル作はハードを買って、ソフトも買ってしまえば、そのままいつまでも遊べたのだが、オンラインだと毎月の月額がかかってしまう。
その辺に、どうもついていけなかった。
本音としては、ドラクエの正式なナンバリングタイトル作はオンラインではなく、番外編や外伝みたいな扱いにしてほしかったのだが、制作側にオンラインゲームという形で出したいという意図があった以上、この作品だけは私は諦めざるをえなかった。
ある意味、断腸の思いで。
なので私の中ではドラクエ10 だけは、「なかったことになっている」というか、欠番みたいな存在だった。
まあ、天下のドラクエだからして、遊べば絶対楽しいだろうことはわかっていた。
あの世界観、あのシステム、あのデザイン、あのモンスター、あの音楽、その他、ドラクエはこれまで私を裏切ったことはなかったから、なおさら。
それが2022年、ドラクエ10のオフライン版が出た。
嬉しかった。
これを待ってた…という感じ。
これで、今まで自分の中で欠番だったドラクエ10は、欠番ではなくなったことになる。欠落してたものが、埋まった気分(笑)。
ハードは任天堂スイッチというハンディゲーム機ながら、テレビにも繋ぐことができるので、久々にテレビの大画面でドラクエが楽しめるということなので、楽しみにしていた。
最近テレビの大画面ではゲームはやってなかったから、なおさら。
だが、ハードがなかなか手に入らなくて、しばし待たされることになった。
でも、しばし待ち続け、やっと入手!
もう、ワクワクする気持ちで、私の中で欠番だったドラクエ10が遊べるようになった!
事実上、私にとってはドラクエの新作だ。もう、ウキウキ。
さて、満を持してゲーム開始!
おなじみのあの音楽が流れれば、一気にドラクエモード。
で、始めた。やはりドラクエらしさがあふれており、なんだか懐かしい。
これまでさんざんドラクエは遊んできてるので、呪文はほぼおなじみ。
新たに覚えなくても、安心して遊べるのが魅力。
で、一気にはまり、時間を忘れて遊んでいたら、それなりに思うことも出てきた。とりあえず現時点での印象を書いておきたい。
それは、町が妙に広いことと、町の作りや地形がかなりわかりづらいかなと。
広い町の中では、目当ての施設かどこにあるかわかりづらい。特に初めてたどり着いた町だと。
施設…特に教会と宿屋。
まあ、町の施設マップを表示させれば、大体の位置はわかるのだが、マイキャラの進む方向が、行きたい方向とついズレてしまうことも多くて苦労している。
多分、製作側スタッフは、町のグラフィックを作るのが楽しかったんじゃないかな。
各地の町のつくりや構造は、どれも特色がある。町作りにかなりこだわりがあったんじゃないかな。
広くて、凝った町作りが多く、その結果非常にわかりづらく迷いやすい。
ストーリークリアのためのダンジョンならどもかく…。
町や城をこんなに複雑にしなくても…。
いっそ町の中で町内ルーラができればよかったのになあ。ある程度それができる町もあったのだが、できれば町内ルーラで教会や宿屋などに一気に移動したくなった。広い町の外れまで来てしまって、入口まで戻りたい時には、苦肉の策でルーラストーンを使って入口まで戻ったりしていた(笑)。
ちなみにルーラというのは、ドラクエファンならお分かりだと思うが、移動呪文だ。
テレポートみたいなもの。
町の中で、教会にルーラしたり宿屋にルーラしたりできたら助かるなあ(笑)。
町がかなり広いので、町の外れのほうまで来てしまったら、入口付近に宿や教会がある場合は、そこまで移動するのが大変。
しかも、町の中はルートが広くて複雑だし。
親切設計のドラクエらしからぬ印象。
どうも、良い意味で「ドラクエともあろうものが、一体どうしたの?」という感じは若干感じた。それとも私はこれまでドラクエの親切設計に甘えてきてるのかな~。
もし、いずれ、3Dで広くて複雑な町が今後もドラクエ内にでてくるなら、町内ルーラの設定も入れてほしいかも。
それがあるだけでも、だいぶ違うと思う。
あと、城もかなり広く複雑で凝った構造になってるので、わがままついでに言えば、城の中から城外に一気に出られる城外リレミトもあったら嬉しかったかも。
リレミトというのは、ダンジョンや洞窟などから外に脱出する呪文だ。
前述のように、ドラクエというゲームは、基本的にユーザーに親切設計なゲームのひとつだと思う。だからこそ、国民的ゲームと言われているのだろう。
町内ルーラや城外リレミトなら、ゲームの緩さには繋がらないと思う。
どうかひとつ。
そういえば、ふと思ったのだが、これまでドラクエの音楽を担当されてた作曲家の、すぎやまこういちさんは他界されてしまったんだよね…。
残念だし、悲しくてならない。
ドラクエでは、すぎやまさんの音楽も欠かせない要素だったからね。
クラシックを基調とした、格調高く、覚えやすく親しみやすい音楽。
でも、メインスタッフのひとりであったすぎやまさんが亡くなられ、今後のドラクエはどうなっていくのだろう。
もし、新たな後任者が加わるなら、その人はプレッシャーは大変だろうなあ。
なにせ、前任者の貢献度が偉大だったから。
だいいち、テーマソングなんて、今更替え辛いとも思うし。なんてったって、東京五輪の開会式にもつかわれたぐらいの曲だ。
とりあえずまだまだこれからもドラクエの新作は楽しみに待ち続けたい。
スタッフの皆さん、今後も期待しています。頑張って下さい。
色々わがまま言ってすみません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます