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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

ソノシート「大魔神逆襲」の付録

2011年09月08日 | 漫画・アニメ、そして特撮

 ソノシート「大魔神逆襲」に付いていた付録を紹介。

まず、本誌では、表ジャケットの隅っこが、通常ページよりもやや長く作られていて、その「長い」部分は独立した絵が描かれているので、そこを切り抜けばシオリに使えるだろう。

もちろん、切り抜くかどうかは、ユーザーの好み次第だ。

それと、本誌とは別紙で、ページに挟み込まれている付録もあり、この写真がそうである。

これは、大魔神のお面である。

表面は、大魔神の怒った時の顔で、裏面は、大魔神の穏やかな表情の時の顔になっている。

いわゆる、リバーシブルなお面になっている。

 

ソノシートの付録というものは、たいがい1枚の紙になっており、これもまたその例に漏れない。

これを実際にお面として使うには、紙に描かれたこの大魔神の顔を切り抜いて使う。

切り抜き線などはなく、ハサミなどでジョキジョキ切っていくことになる。

普通お面には、それを顔に装着させるために、紐などが付いているものであり、また、その紐をお面に付ける穴などがあるものだが、その穴もまた利用者があけることになる。

これが雑誌などの付録であれば、お面用の紐などもついていそうだが、これにはその紐もなく、紐も、切り抜きも、穴あけも、すべて利用者が自分で用意して作業を行うことになる。

なので、面倒くさがって、これを切り抜いてお面として使った人は少なかったんじゃないかなあ。

個人的には、もし少年時代にこのソノシートを持ってたとしたら、付録のお面はお面として使わずに、団扇代わりにしたり、壁に貼ったりしたかもしれない。

お面として使うなら、この付録を手に持って、顔にかざして使ったかもしれない。

もちろん、手に持ったまま顔にかざすわけだから、顔への装着はできない。

どうしても顔に装着するなら、お面を帽子か何かに貼って、お面付きの帽子をかぶるとかね(笑)。

いったん切り抜いてしまうと、そのあとの扱いが・・・個人的には邪険に扱ってしまいそうだ。

 

こういう付録なら、お面よりも、紙質を変えて「下敷き」として使う付録の方が、実用的だったかもしれないね。

 

さて・・・

 

そろそろ、いきますか(笑)。

 

世の中、そうそういつも穏やかでいられるものでもない。

腹が立つことだったあるだろう。それは大人も子供も同じ。

そう、子供だって怒るのだ。

怒る時、人は自分に力があれば・・と思うもの。

例えば大魔神のような力でもあれば、どんなにいいだろう。

だが、人間は人間、大魔神は大魔神。別の存在。

ならばせめて・・・気分だけでも大魔神になろう。

そんな時に、このお面があれば!?

 

我慢に我慢を重ね、ついに我慢しきれなくなった時。

手をのばして、このお面をつかみ。

片手で、大魔神のように「顔を下から上にぬぐう」仕草をしながら、その仕草の途中でこのお面を顔にかざせば!

 

ぬぬ・・・・・むむう・・・・・   ド~~~~~ン!!

 

おお!ついに・・・大魔神を立ち上がらせてしまったな?大魔神は、ここにいたのだ。

見たまえ、この憤怒の表情を。ランランと輝く憤怒の目を。何物をもにらみつけ、射すくめる目を。

悪い奴らめ、図に乗って悪事をやりすぎたな。知らないぞ、もうこれまでだ。

君こそが・・・大魔神だったのだ! 今君の中では、大魔神の神通力が沸騰している。

君をいじめ続けたものに対する天罰をくらわす時がきた。

一歩一歩・・・ドカーン!ドカーン!と地響きと共に歩を進め、悪の元へ。

天は乱れ、嵐を呼び。

その近づく足音と地響きは、悪に近づくにつれ、相手は震えあがるだろう。

中には無駄な抵抗をしようとする者もいるかもしれないが、そんな抵抗は君にとって何の抵抗にもなってない。相手は君の前では全く無力だ。

踏みつぶせば、それまでだ。

籠城してる奴らにも、もう最後の時が来たことを思い知らせよう。城をぶち壊してしまえば、籠城する悪人は、それまでだ。

悪のボスの始末は、わざと後回しにして、刻一刻と迫る自分の最後の恐怖を、長時間与えてやろう。

あらかたまわりが片付いた時に、満を持して腰の剣をふりかざし、大上段にかまえ、その剣を振りおろし、部下に怒号を発しながら自分だけ助かろうとしている悪ボスに・・・・・・突き刺すのだ。

 天罰のクライマックスの瞬間だ。

できれば、その悪ボスにいじめられつづけた大勢の弱者が見てる前で突き刺せば、「悪いことはできないものだ」という教訓を人間に改めて教えることになるだろう。

 

さあ、このお面をつければ……君は無敵・不死身の大魔神そのものだ!

今まで、よくここまで・・我慢したな。もう、いいぞ。いつまでも我慢してる必要はない。解き放て。

我慢し続けると、君がおかしくなってしまうかもしれない。そうなったら、まさに相手の思うつぼではないか。

君が君でいるうちに。君が壊れてしまう前に。

我慢し続けた君には、相当量の憤怒がたまっているはずだ。それこそが君のパワーだ。

これまでの我慢は、我慢してきたぶんだけ、今君のパワーになっている。

溜めに溜めた「悪事への憤怒」パワーを、解放し炸裂させ、悪に報いを食らわせろ。

さあ!

 

 

 

 

・・・・って、あれ???

 

このお面をつけたからって、どうにもなるもんでもない? 大魔神になれるものでもない?

現実世界では、悪は悪で、そのまま居続ける?

た、確かに・・。

 

 

 

・・・すいません、私、調子に乗ってしまいました(笑)。 いやはや、お騒がせしました。

 

お詫びに、このソノシートブックのクライマックスを、ちょっとだけ。

これで許してください。

           ↓

 

 

↑ 大魔神、いい表情してますね。


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