変わらぬものが、存在し続けている・・・というのは、安心感を覚えるし、嬉しくもある。
例えば、昔よく行ってた町や、育った町に久々に行ってみると、町の様子は大きく変わっていたりすることが多いのだが、そんな町でも散策すると、昔と変わらぬ家や、昔の面影を残した景観を見つけることがある。
そんな時は妙に嬉しくもあるし、時には愛しく思えることもある。
食べ物や飲み物も同じ。
このサイクルの短い時代にあって、さまざまな新製品が現れては消えてゆき、その入れ替わりは激しい。
だが、そんな中でも、昔と変わらぬ商品名や味の食べ物や飲み物が生き残っていてくれると、安心感や嬉しさを覚える。
例えば、元祖「カップヌードル」などがそうだし、「コカコーラ」などもそう。
現在でも生き残っていてくれるからこそ、たまに無性に食べたり飲みたくなったりするし、現実にそれが可能でもある。
売れ行きの悪いものが消えて、新たなヒットになることを目指して新製品が登場してゆくのは、まあ商売上仕方のないことだとは思う。
だからこそ、勝ち残っている「生き残り組」には、いつまでも残っていってほしいと思う。
コーラなどは、子供の時はよく飲んだが、大人になるにつれて、それ以外の魅力的な飲み物が多く出てくるにつれ、あまり飲まなくなってしまったりした。
だが、最近、無性にコーラが飲みたくなり、久々に飲んでみたら、これがやはり美味いんだよねえ。
そうそう、この味、この感触・・・って感じだ。
何から何まで様変わり、代変わりしてしまうようじゃ、ふと振り返った時や思いだした時に、無くなったものを思うと、寂しいものがある。
てなわけで、最近会社では、よく自販でコーラを買って飲んでいます(笑)。
一回この味を思い出して飲んでしまうと、やはり癖になった。
そんな時は、この味じゃないとダメ・・・って気分だ。
カップ麺にしても、目新しいカップ麺を見つけると、ついつい買ってしまうが、それでもたまに無性に「元祖・カップヌードル」が食べたくてしかたなくなったりする。
で、食べてみれば、「そうそう、この味。これじゃないとダメなんだ。」とか「この味、この商品になくなってしまわれたら困る」って気になるもの。
やはり、いざという時に、変わらぬものが存在してくれている・・というのは、ありがたい。