Just Not A Fool · by Spellbound
おそらく日本ではあまり知名度のないバンド、そしてこの曲。
だが、私は大好きだった。
スペルバウンドというバンドの曲だが、このバンドに関する情報は私の検索力ではつかめなかった。
検索してみたら、同じ名前のバンドは別にもあったことがわかった。
その別バンドは、スウェーデンのメタルロックバンドだ。
その別バンド関連の記事は検索でヒットしたが、私がここで取り上げるスペルバウンドというバンドは70年代のアメリカのロックバンドのことだ。スウェーデンのメタルバンドのことではない。
一応、カントリーロック系・・・というくくりでいいのかもしれない。
このアルバムをどういう経緯で入手したかは、もうよく覚えていない。
当時の音楽雑誌の新譜レビューで見かけたのかもしれないし、あるいは某店で中古レコード漁りをしてた時に見つけて、なんとなく買ってしまったのかもしれない。
その場合、きっとけっこう安い中古値段で売られていたのだろう。じゃなかったら、よくわからないバンドのアルバムを衝動買いするわけもなかったはずだ。
貧乏学生だったしね(笑)。
だが、入手したこのアルバムは、かなり気に入り、しばらくちょっちゅう聴いてたのは確かだ。
私好みのサウンド、楽曲、声だったからだ。
アルバムには好きな曲がいくつも入っていたが、中でも一番気に入った曲はこの「ジャスト・ノット・ア・フール」。
アルバムのオープニング曲だった。
この曲は、当時自分で選曲して作っていた「ベストヒットカセット」に、よくセレクトしていた。
私が買ったのは輸入盤だったのだが、このアルバムを気に入ってからは、国内盤で買いたかったと思った。
国内盤なら、このバンドに関する情報や、このアルバムに関する情報も書かれていたと思うし、訳詞も書かれていたかもしれないから。
調べてみたところ、一応国内盤も出ていたようだ。
国内盤では「魅せられた魂」という邦題がアルバムにつけられていたようだ。
また、邦題がつけられたシングルもあったようで、そのシングルのジャケットによると、このバンドはカリフォルニアのバンドだったようだ。
そのシングルは「悲しい噂」というタイトルだが、原題は「Rumor at the honky tonk」で、しっかりこのアルバムに入っている。その曲も私にはけっこうお気に入りの曲であった。
とりあえず、このアルバムはスペルバウンドのデビューアルバムであったようだ。
ただ、このバンドに関する情報が全く得られず、その後のことはわからない。
この後もアルバムは出たのかとか、いつまで活動していたのかとか、あとメンバーのこととか。
あまりにも情報が得られないので、日本はもちろん、アメリカでもそんなに爆発的なブレイクはしなかったのかもしれない。
だとすると、年月の経過により、今ではすっかり忘れられている・・・というか、埋もれて知られていないバンドなのかもしれない。人知れず、消えていくバンドは多数あるが、このバンドもそういう運命をたどったのかもしれない。
もしこのバンドに関する情報をお持ちの方がいらっしゃったら、教えていただきたいぐらいだ。
その情報のなさゆえ、ある意味このバンドに関しては、私の想像だけで思いをめぐらせるしかない。逆にいうと、自由にイメージを広げられるということにもなる。
当時、世間ではAORというロックジャンルが人気があった。
AORは、洗練されて耳触りがよくて、売れ線・・・そんなイメージのジャンルだったが、このバンドのサウンドには、泥臭い中にも洗練された要素も個人的に感じることはできた。
そういう意味じゃ「泥臭いAOR」的に私は聴いていた。
そういうバンドはあまりいなかったので、もっと売れてほしかったと思っている。
ボーカルの感じは、どこかザバンド的な雰囲気を感じた私の感性は間違っているのだろうか。
この「ジャスト・ノット・ア・フール」、泥臭くも、洗練され、聴きやすい曲だったと思うのだが、どうだろうか?
私にとっては忘れられない、魅力のある曲であることは、間違いない。
おそらく本国アメリカはもちろん、日本ではほとんど知られていないバンドの曲だが、この曲を密かに愛してた私と同様に、このブログのこの記事をきっかけにこの曲を気に入ってくれる人がいると嬉しい。
たとえ、このバンドのメンバーに「日本にもこの曲を愛してる人がいる」ということが伝わらなくても・・・。
私も、初めて知るバンドに楽曲ですが、全体的に落ち着いているので、まったり聴けますね。
世界的メガヒットとは、また違うところにも「名曲」はあります。
又、だんぞうさんの感受性にも改めて敬意を持っていますよ。
少なくても日本では、ほとんどヒットしてないと思いますし、バンド自体も知られていないと思います。
でも、好きな曲であるのは確か。
なので、せめてこのブログで取り上げておきたいと思いました。
なんというか、この曲の持つメロディラインやサウンドの雰囲気が大好きだったんです。
聴いてもらえて、よかったです。
あっこの曲と似てる!!
https://youtu.be/jxdsk-cFX-k
England Dan and John Ford Coleyの「秋風の恋」
ザ・バンドの泥臭より、ちょっと軽やかさが感じられました。
けっこうヒット曲ありましたよね。
出だしのメロディの感じに、少し「ジャスト・ノット・ア・フール」に通じるものがある気がしますね。確かに。
どちらも良い曲であるのは一緒ですね。
イングランドダン&ジョンフォードには、どこか爽やかさがありますね。オシャレな雰囲気も感じられます。
そういや、イングランド・ダン&ジョン・フォードの名前は最近はあまり聞かないけど、どうしてるのかなあ。