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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

ソノシート紹介シリーズ5「スカイヤーズ5」

2008年10月01日 | 漫画・アニメ、そして特撮

某・居酒屋マスターのお宝ソノシート紹介シリーズ、その5。
今回は「スカイヤーズ5(ファイブ)」だ。

原作は川崎のぼる。少年漫画月刊誌「少年ブック」に掲載されていたようだ。
アニメ版は、TBS系で1967年7月から9月にかけて放送された。1クール、全12話で終了したという。この時はモノクロ版。
その後、 カラー版が1971年10月7日から1972年3月30日にかけて放送された。全26話。

私の「スカイヤーズ5」の記憶は、主題歌の一部分を今も覚えている・・それくらいだ。
主題歌の一部を覚えているくらいだから、見ていたはず。
だが、内容はほとんど記憶にない。
キャラ面での印象は、「巨人の星」に出て来た「速水譲次」に似た、川崎のぼる作品によく出て来る「典型的2枚目」だったと思う。


私が見てたのは、モノクロ版の方なのか、それともカラー版の方なのか、今ではそれも定かではない。
大人っぽいムードの作品・・・そんな印象があったから、少年だんぞうには印象が弱かったのかもしれない。
当時私が熱中したアニメや漫画は、たいがい少年が主人公だったからね。

調べてみたところ、「スカイヤーズ」というのは国際警察だったようだ。で、悪者ギャング団と戦う。
スパイアクション系作品・・ということだったのだろうか。
007あたりにヒントを得た作品だったのだろうか。
ただ、「スカイヤーズ5」ならではのオリジナル設定として、主人公達の武器がトランプだったという点があげられるだろう。
トランプをシュシュシュッと投げて敵を倒す。

随分垢抜けてスマートな設定だ。
このトランプ投げがどれくらいの威力があったのかはしらないが、カッコイイことはカッコイイ。何やらオシャレでもある。
トランプを投げて敵にぶつけただけで、相手は倒れるものだろうか・・という疑問はさておき(笑)。


アニメ版の印象が薄い私ではあるが、ならば原作版はどうだったろう。
それが・・、原作版は読んだことがない・・というのが、正直なところだ。
掲載されてた「少年ブック」という月刊誌はよく知っている。
当時は、漫画月刊誌が隆盛を極めていたからね。
「少年ブック」の他にも、「少年」「少年画報」「冒険王」「ぼくら」「まんが王」などなど、何種類もの少年漫画月刊誌があった。連載漫画、そして付録、スピードくじ・・などで、人気を競っていた。中でも付録は重要だった。
少年としては、どれも読みたくてしかたがない。でも、そうそう買えるわけでもなく、入手できたのはせいぜい月に1種類だったと思う。
私が一番読んでたのは「少年」だった。これには鉄腕アトムや鉄人28号という当時の2大人気漫画が連載されていた・・というのが大きい。
あと「冒険王」もたまに読んでたなあ。「魔神バンダー」などが連載されていたはずだ。

で、スカイヤーズ5が載ってた「少年ブック」までは・・手がまわらなかった(?)覚えがある。
これらの月刊誌は分厚い付録ケースが毎号付けられており、それが本誌からずれ落ちないようにゴムか何かで本誌を閉じられ、立ち読みしようにもできなかった。だから、スカイヤーズ5は、ほとんど読んだ覚えがないのだ。

モノクロ版「スカイヤーズ5」のアニメが、たった1クールで終ってしまったのは、人気がでなかったせいらしい。
ならば、なぜカラーでリメークされたのだろう。カラー版のほうは一応半年・・2クール放送されている。
ということは、カラー版のほうは、モノクロ版よりも人気が出たということなのだろうか。

少年だんぞうにとっては、スカイヤースのヒーローたちは「カッコイイお兄さん」みたいな感じに受け止めることもできただろうに、なぜあまり印象にないのだろう。
・・やはり、大人っぽすぎたのかもしれない。キャラが地味に思えたのかもしれない。
当時の私にとってのヒーローは、派手な容姿や能力を持ってたからね。
改造人間009や狼少年ケンのヘアースタイル、空を飛ぶアトム、巨大な鉄人28号、時間を止めるスーパージェッター、弾丸よりも早いスーパーロボット・エイトマン、多彩な忍術を使うフジ丸やサスケ、その他,その他。

いや!
スカイヤーズ5だって、トランプを投げて敵をやっつけるなんて実にカッコいいではないか。
ならばもっと熱中できたはずなのに・・なぜ私はあまり熱中しなかったのか・・・。

ここで、考えた。

あ、もしかしたら、あのせいかも!
ふと、思い当たった。

それは、スカイヤーズ5のヘアースタイルのせいかもしれえない。おぼろげな推測ではあるが・・。

私が熱中したヒーローは、ヘアースタイルが派手で特徴的だった。
009、狼少年ケン、遊星仮面、鬼太郎・・どれもロンゲ・ボサボサ系。時には、長い髪の毛で片目を隠す。
ソラン・・変則的な(?)ロンゲ?頭頂部がフワッとして、後ろの方がはねている。
妖怪人間ベロ・・一種独特のヘアー。デザインカットっぽい(笑)。
鉄人・・モヒカン(爆)。
アトム・・・角??とにかく、派手ではある。角という意味では、パピイもそうだ。
ジェッターやロビン・・かっこいいヘルメット。
フジ丸やサスケ・・・ポニーテール(?)、もしくは、侍系。
エイトマン・・・なんとも形容のしようがない、スジが入った頭。
その他・・。

これらの派手なヘアースタイルのヒーローたちに比べると、スカイヤーズ5の主人公のヘアーは・・・地味で、平凡で、なんていうか・・華が無いような気がした。
そのへんのオッサンやサラリーマンのようなヘアーに思えたのだった。
実写ならともかく、アニメでは、特にそういう要素は強いのだろう。

もっとも、「巨人の星」の主人公・星飛雄馬は地味なヘアスタイルだったが、あれはスポーツものだったから、あのヘアーでも受け入れたのだろう。
とはいえ、華という意味では、花形満のヘアースタイルなんかは漫画的で華があった。ちゃんとそういうキャラも登場させていたね。
ああいうキャラを入れたのは、地味な主人公に対して、派手さのバランスをとるために必要だったのだろう。作品中でのキャラクターの対比・・という意味でネ。


当時私は、ヘアースタイルというものには、大きな関心を持っていた。自分でも、アニメや漫画のヒーローのヘアースタイルのマネをしたくてしょうがなかった。校則というものがあったので、中々思うようにはできなかったけどね。
だからやっぱ、夢のあるアニメや漫画のヒーローには、普段の日常じゃ中々お目にかかれないような独自性と派手さをもったヘアースタイルであってほしかった・・・のだと思う。

だから・・スカイヤーズ5の主人公が、もっと派手で華のあるヘアースタイルだったら、私はもっと熱中してた可能性は高い。

結論。
アニメや漫画のヒーローには、派手で特徴があって、しかも華のあるヘアースタイルであってほしかった。
それが、少年だんぞうの「好み」だった。
そういえば、ビジュアル系と呼ばれるロックバンドなどは、たいがいヘアースタイルが派手だ。
しかも、若い(時には幼い)子に人気がある。
幼い子が、憧れの対象には非日常的なビジュアルを求める・・というのは、今も昔も変わらないということなのかもね。


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