不安:安全が確保されていないということを知らせてくれる感情
不安そのものは否定したり抑えたりコントロールしようとしない
上手に受け入れて、付き合っていく・対処していく
■今に生きることを意識する
不安が強いときには、今を生きていません。
霧のかかった視界の悪い世界にいて、霧の向こう側にあるはっきり見えない世界のことを見ようとしているような、そんな感じです。
しかも不安が霧そのものということだってありえます。
★認知療法:霧をよく観察して、やっぱり霧と認識するための治療法
安心は現在にのみ存在します。
なぜなら未来のことは確実ではないからです。
なので【今に集中】できれば
不安の入り込む余地はないのです。
→マインドフルネス
(ゾーン、フロー、楽しいことに没頭、夢中)
【マインドフルネス(今に集中するためには)】
・人の話を心から聞く
(相手の話に評価を下さずに、ひたすら集中して聞く)
→相手の話に集中できて、心があたたまり、怖れを手放すことができる
・一歩一歩心を込めて歩く
(歩くという動作に意識を集中する)
→何か考え事が浮かんだら、そのことを一旦受け入れてからわきに置く
・食べるとき、食べる動作に意識を集中して食べる
→何か考え事が浮かんだら、そのことを一旦受け入れてからわきに置く
・呼吸に意識を集中して瞑想する
→何か考え事が浮かんだら、そのことを一旦受け入れてからわきに置く
これらのことを実践すると、
【今ここ】に自分が存在していることを実感できるようになります。
→冷静に現状を受け入れることができる
→怖れを手放せる
→次に向かう体制が整う
また、不安をコントロールしようとするのは無理です。
なぜならコントロールしようという姿勢そのものが
「怖れ」の姿勢だからです。
なので、先ほどのマインドフルネスの考え方で、
【不安による「知らせ」を受け入れてあるがままに見る】
ことが大切です。
=不安を悪い感情だと思わない
「不安は悪い感情」という評価を手放す
そうすると、
距離を置いて客観的に見ることができるようになり、
学びを得たり、静観しているうちに
不安が消えたりするようになります。
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