四国こんぴら歌舞伎大芝居(香川県琴平町、同大芝居推進協議会主催)開幕を間近に控えた3日、出演者の舞台稽古が会場となる琴平町の旧金毘羅大芝居(金丸座)であった。座頭の中村吉右衛門さん(67)らが舞台衣装に身を包み、仕上げを入念に行った。
28回目となる今回は、中村又五郎さん(55)、中村歌昇さん(22)親子のダブル襲名披露の場でもあり、吉右衛門さんと中村歌六さん(61)、中村芝雀さん(56)、中村錦之助さん(52)ら人気役者が公演を盛り上げる。午前、午後の2部で、「一本刀土俵入(いっぽんがたなどひょういり)」や「義経千本桜 川連法眼館(かわつらほうげんやかた)の場」など4演目と、襲名披露口上を行う。
この日は、「正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)」を除く3演目の稽古を行った。「戻駕色相肩(もどりかごいろにあいかた)」では歌六さん、錦之助さんがかごかきにふんし、本番さながらの絶妙な掛け合いを見せ、振り付けや動き出しのタイミングなどをチェックして演技を磨き上げた。
制作を担当する松竹は、「稽古も順調に進んでいる。皆さんの期待に応え、例年にも増して華やかな公演にしたい」とコメントした。
同大芝居は5日に開幕し、22日までの18日間、計36公演を上演。4日は金刀比羅宮で成功祈願祭を行った後、午後2時から出演者が目抜き通りを行進する「お練り」がある。【四国新聞より】
琴平春の風物詩『四国こんぴら歌舞伎大芝居』が今日より始まります。
昨日は初めて“お練り”を見てきました。
一日違いで“春の嵐”は避けられ、やや風はあったものの晴天に恵まれ、良い“お練り日和”となりました。
2012/4/4 こんぴら歌舞伎「お練り」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます