残りのワンデイは、3試合。
移籍する子もいるから、全員が揃うのは今週で最後だ。
今年度もまた、たくさん練習して、試合ができた。
そしてこの1年は特に、他の代よりも勝てる相手と勝てない相手との線引きが顕著に現れたと思う。
県大会に出るチームには負けて、そうではないチームには勝てる…
これまで勝った試合においては、ベンチに立っていて「戦える」と感じることが多かったし、負けた試合は、「厳しい戦いだ」と感じていた。
「厳しい」と感じる理由は、こちらの100%が敵わないから。
昨年度は、100%を出し切ることにかける場面が多かった。
というか、それが普通。
だからベンチに私がいて、時に鼓舞する。
それに、勝ってきた試合は外がよく入った。
パスもよく回るし、1on1が決まることもある。
しかし、やはり県レベルになると、打たせてくれないし確率が悪くなる。
私としては、そんな相手に対しても決められて、勝つことを目指しているが、まだそのレベルまで到達できていない。
残り3回では、もちろんそこで勝つことを目指している。
ただ、1つだけ言えることは、彼らにとってこの経験はこれからのバスケ人生においてヒントになることだ。
ディフェンスはがむしゃらに頑張ることから、バスケを考えるステップに進んで、
オフェンスは速攻など、走ることばかりでなく、キックアウトやスペーシング、シュートを学んだ。
頑張れる土台に、バスケとしての知識は確実に増えた。
夏を越えてからは、毎試合が本当に楽しかった。
「まだ実力がないこと」以外の粗は1つもなく、「もっと頑張れる」という言葉など似合わない。
実力がないからこそ、練習する理由になったし、全ての敗北に対してプラスの反省がたくさんあった。
それに、練習して確実な上達があり、100%の力をだしたからこそ、負けに対しての原因を彼らは理解していたのだと思う。
私は、過去も今も、勝つことにこだわりを持つ。
勝てないのに、「育成できた」なんて言えないと思う。
でも、選手への愛だけは忘れてはならない。
勝てる相手と勝てない相手への線引きが引かれている現状。
それでも、その境界を壊して勝ち、「可能性は無限大」で終わることはまだ諦めていない。
どこまでも、そういう人間でありたい。
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