この前のノコギリシースで、いちおう基本は一段落。
まあジッパーつけるとか箱型のを作るとか、基本もまだまだですけどね。
果てはバッグを作るとかカービングするとか。
そこまでしようとは思ってませんが、財布あたり作れればいいかな〜くらいです。
さて今回。
また楽器関係なのですが、マウスピースのケースを作ります。
普通、楽器ケースにはマウスピースを入れとく穴があります。
しまう時にはそこに挿しとけ、っていうことですね。
ですが、私の使っているケースにはありません。
割とメジャーな「ギャラックス」というケースなんですが。
ポケットはあるので、そこに入れとけばいいんですが、収まりが悪いというか。
てことで、作ってしまおうと思ったわけです。
画像はアマゾンより拝借
とまあ、こんなんで十分なのですが、せっかくなのでもう少し凝ります。
ケースに取り付けできないと、きっと忘れてしまいますのでw
まずは革の用意から。
今回は少し厚めの革を使います。例によって東急ハンズのハギレ詰め合わせです。
左のはウェットフォーム用の木型です。
で、この木型に濡らした革を被せて固定します。
このように寄ってたかって固定して、乾燥させます。
乾燥後、入れたマウスピースを安定させたいので、中に詰め物をします。
中に入れるのはダイソーで買った粘土。
初めて使ってみましたが、乾くと粘土というより発泡スチロールのような感じです。
黒がよかったのですが、ありませんでした。
で、革に半分ほど粘土を入れたら、マウスピースをぐっと押し付け、型取りします。
写真の状態です。
乾いたら残りを詰めてマウスピースを埋め、再び乾燥。
一度に詰めると粘土の乾きが非常に遅くなりますので、半分ずつにしました。
引っかかりがなく、後から抜き出せる形のホルンマウスピースに乾杯。
乾燥後です。
粘土の見えるところを黒で塗りました。
しかし使っているうちに、入れる所が欠けていきそうです。
それに面が平らでないので、余った革で蓋を作ることにします。
コンパスカッターで切り抜き、外側のRに合わせてカットします。
それでは次のパーツの切り出しです。
左のパーツを縫い合わせます。で、ベロの先にホックをつけてフタにします。
右下のパーツは失敗作。
フタになるベロを細くしすぎてイマイチでした。
せっかくなのでベロを切り取り、強度を上げるパーツとして使いましょう。
行き当たりばったりですね。
左右の出っ張りは、ケースにつけるためのホック用です。
縫い合わせると付けられなくなるので、先にホック(♂)を付けておきます。
こんな感じにボンドで貼り合わせ、菱目打ちで穴を開けていきます。
3枚なので結構大変。
縫い合わせ完了。
余分な部分をカットし、コバ処理したところです。
もうちょっと滑らかにしたいところですねえ・・。
マウスピース入れるとこんな感じ。
きっちり入りますので、逆さにして多少振っても落ちません。
ホック(♀)をベロに付けたら、ほぼ完成。
あとはケースに取り付け用のホックを付けるだけです。
ケースの方にもホックをつけます。
分かりにくいですが位置決めの穴を開けたところです。
このケース、とても形がいびつで、取り付け位置にかなり悩みました。
ホックの位置がナナメってる、と思われるでしょうが、これがまっすぐなのですね。
ケースを置いた時、垂直になる位置です。
これにて完成。
中に入れる詰め物の素材など、試行錯誤の繰り返しでしたので、時間かかりました。
形も案がいくつか候補に上がったんですが、やはりシンプルがいいですね。
予備のマウスピース用に作ったのですが、メインのも普通に入れられました。
結構形が違うんですけどね・・。型取った意味ないやん・・。
まあ、こちらにメインを入れることにして、予備はポケットに入れときましょう。
さて、次は何を作りましょうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます