美しい夕焼け

美しい晩年を目指して

時々つる薔薇の誘因をしています

2023-02-09 16:09:48 | 薔薇と庭
薔薇は放っておくと、むやみに伸びて、棘もあり、ちょっと危ないので、つる薔薇はできるだけ誘引しなくてはなりません。このごろは元気がなくて、体力もなくて、なるべく庭を見ないようにしてきました。

2月いっぱいで、できるだけ誘引をしなくてはなりません。妹が、手伝うといってくれ、ちょっと頑張るかなーと始めることにしました。

つる薔薇は、今5本あります。どれもかなり年老いて(わが家は年老いてるものばかりです)、今にも枯れそうなものもあり、そんなものは、新しい枝を探して古い枝も少し残して結びます。元気なものは、2本ありますが、これは、新しい枝を全部誘引し、古い枝は根元から切ってしまいます。

そうやって、なるべく新しい枝だけを残すようにすると、木にも元気がでてきて、枯れそうなものも何とか生き返るように見えます。

今2本のつる薔薇を誘引できました。元気なスパニッシュ・ビューティーとあまり元気ではない春霞。つる薔薇の誘引をすると、花の季節を思い起こさせて、とても嬉しくなります。

それからシュラブ・ローズの剪定も1本しました。シュラブ・ローズは、誘引はしませんが、古くなった枝を根元から切ってやると、やはり元気になります。

シュラブ・ローズもあと3本剪定しなくてはなりません。結構太い枝を切るのは、力仕事で、妹が手伝ってくれます。

1週間に1日か2日程度、午後1時間から2時間、剪定誘引を妹と一緒にやっています。以前の薔薇の庭を思えば寂しいものですが、少しでも花の季節を楽しめるようにと、足腰をなだめながら、頑張っています。

2013年に咲いたつる薔薇の写真を、下に載せました。きれいだったです。

スパニッシュ・ビューティーとポールズ・ヒマラヤン・ムスク

 

ブレイリーNO.2と春霞

 

スイート・ジュリエットとジェーン・オースティン

 

ヴァリエガタ・デ・ボローニャとニュー・ドーン

 

バレリーナとアンジェラ

 


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薔薇の咲いていない庭で

2022-06-09 19:28:43 | 薔薇と庭


もう薔薇のシーズンは終わりました。今は花柄切をしています。返り咲きをする薔薇が1輪2輪咲いていますが、花はほとんどありません。葉っぱは緑が濃くなり、ぐんぐん力強く成長しています。



病気のため、あまり薔薇に手をかけなかった年が続きました。でも、妹が2年位前から、薔薇を咲かせようよと言ってくれ、肥料や剪定や誘引の手伝いをしてくれます。そのおかげか、今年は、ずいぶん花が咲きました。

弱った株が、もう枯れるだろうと思っていたのに、新しいシュートが伸びて、元気いっぱいになったものもあります。花の命、木の命、とても不思議で私たちが思うように生きているわけではありません。

今残っている薔薇を、できるだけ世話をして、毎年咲かせたいと思います。



私は、薔薇を育て始めて、25年くらいになります。ずいぶん夢中になって育てた10年、そのあとは、体力的に難しくなり、薔薇を減らし庭を作ってきた7年位、そして、夫が倒れ、私が病気になって、薔薇を放っておいた6年くらい、そして、今また薔薇をできるだけでいいから、育ててみようと思っている2年ほど。

薔薇に対する思いもいろいろと変化したと思います。今、私が薔薇を作ってきた中で、今もまだ強く感じていることを書いてみたいと思います。



薔薇は風景をつくる、と教えてもらった村田晴夫さん、薔薇は薔薇1輪ではなく、1株でもなく、庭という風景をつくるものだと教えてもらいました。私の薔薇は、風景をつくる薔薇として存在しています。

だから、つる薔薇が多いです。シュラブもつる薔薇として、使ってきました。上のほうに花が咲いている庭は、とても華やかで美しいと思います。

そして、つる薔薇の下を通る時に、香りが豊かにこぼれ落ちるのが好きです。アーチやパーゴラや支柱にはわせた薔薇の生き生きと花咲き、ふんわりと香る世界は、別の世界のように思えます。



薔薇の仕事は、剪定が大切だと思います。水やりも肥料やりも大切ですが、それは誰もがやっていることです。でも、剪定は、なかなかできないようで、だんだん大きくなって、そのうち、株が小さくなり、枯れてしまいます。剪定をしっかりすると、薔薇の形も美しくなり、英気も養われます。それは風景をつくるためにも必要なことです。

そして、薔薇を育てているときには、その薔薇の庭が、最初に息づき始める2月頃から、ずっと育っていく様子が見られることです。芽がでて、枝になり、葉っぱが開き、蕾ができて、花が咲き、そして、枯れていき、散っていく、その時間をずっと一緒に生きていかれます。それは、本当に美しく、映画を観ているようです。

そして、夕暮れの薔薇の庭の美しさも、言葉には表せません。初めて、その夕暮れの薔薇を見て、ああきれいと思った時のことを今もしっかり覚えています。日差しが陰った少し暗くなった庭に、薔薇の株がくっきりと浮き出し、その中に花が浮かび上がるのです。



薔薇を作ることは、作る人にしかわからないような、とても豊かな経験をさせてくれることを、この頃思うようになりました。大変な仕事ではありますが、自分にしかわからない、素敵な時間をたくさんもらえるのです。

もう最後の写真なので、あまりきれいではありませんが、少し写真を載せてみます。上から夕方の庭(写真が下手なので、夕方の素晴らしい美しさは出ていません)、イングリッシュ・ローズのザ・ピルグリム、イングリッシュ・ローズのジェーン・オースティン、シュラブ・ローズのアンジェラ、シュラブ・ローズのロウ・ブリッター、つる薔薇のボルティモア・ベルです。


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薔薇がフィナーレを迎えます

2022-05-25 21:40:43 | 薔薇と庭
今日は、花の散った薔薇の枝を剪定しました。まだまだ花は咲いていますが、最初のころに咲いたスパニッシュ・ビューティーの花は、ほとんど終わりました。少しずつ花の最盛期は、終わりに近づいています。そんな中で写した花の写真をUpします。5月22日と24日に写しました。

シュラブ・ローズのアンジェラ、今花の最盛期を迎えています。かわいらしくて華やかで魅力的な花です。


 

シュラブ・ローズのピンク・プロスペリティ―、小輪の花がたくさん房咲きになり、可愛らしくクラシックです。


  

シュラブ・ローズのロウ・ブリッター、小輪のカップ咲きの花がたくさん咲きます。可憐な感じの花です。

  

もう一つのシュラブ・ローズは、バレリーナ、枯れそうだったのが生き返りました。だからちょっと背の低い、子供のバレリーナです。

 

イングリッシュ・ローズは4株あり、2株はもう枯れそうだと思いながら見ているのですが、それでも花を咲かせてくれます。今は、スイート・ジュリエットが花盛りです。スイート・ジュリエットは、ピンクがかったアプリコット色が魅惑的な美しい花です。香りも豊かで、そばにいると幸せを感じます。


  

もう1輪は、枯れそうだと思っているザ・ピルグリムです。今1輪の花が咲きました。中輪の黄色の花です。美しく、印象的な花です。



オールド・ローズは、3株あります。メイドンズ・ブラッシュ、とケニギン・フォン・デンマーク、ブレイリーNO.2です。メイドンズ・ブラッシュは、今私が育てている薔薇の中で一番好きな薔薇です。淡いピンクのふわふわした花びらの花です。香りも素敵な薔薇の香りがあります。そして、一番素敵なのは、「乙女のほほえみ」という名前ですね。(今日はちょっと写真写りが悪いみたい)

  

ケニギン・フォン・デンマークです。中輪でクラシックな花です。


 

ブレイリーNO.2は、つる薔薇にしています。華やかで繊細な花が美しいです。

 

つる薔薇は、誘引して、楽しみます。今咲いているのは、春霞。小輪のキラキラした感じの花です。母が一番好きな花です。

 

それから、ベンチの後ろに誘引しているのは、ベルティモア・ベル、蕾は赤くて、開くと白い花になります。小さくてかわいい花ですが、名前はボルティモア一番の美女のベルという意味です。花の感じとちょっと違いますね。

 

そろそろ薔薇もフィナーレを迎えます。これから、シュラブ・ローズやイングリッシュ・ローズ、ハイブリッド・ティー・ローズなどは繰り返して咲いてくれますが、やはり、薔薇の季節は5月です。寂しくなりますが、薔薇を育てていることの喜びはとても深く、幸せな思いをさせてくれました。庭仕事をしてくれた妹と、時々水をあげる母に感謝しながら。


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薔薇が満開になりました

2022-05-20 20:29:11 | 薔薇と庭
薔薇が咲き始めてから、夫が発熱して入院し、私が病院に行く日もあり、かなり疲れてしまいました。忙しくて疲れていても、写真だけは写していたので、それをまとめてUpしようと思います。


ほとんどの薔薇が花開き、庭が美しく色付いて、今は満開になりました。わずかな薔薇ですが、それはかわいらしく、香り豊かで、美しい庭を作ってくれています。写真を写したのは、5月11日から19日の間です。


薔薇は何もかも美しいので、ハイブリッド・ティー・ローズ、フロリバンダ・ローズ、シュラブ・ローズ、オールド・ローズ、つる薔薇とそれもいろいろな色や形を育てていました。でも、だんだん年を取り、体を使うことが大変になり、薔薇を少しずつ整理しました。そして、夫が倒れ、私も病気になり、薔薇のことは何もできなくなりました。そのうち、水不足やいろいろなことで薔薇も枯れていきました。昔は60本くらいあったこともあります。でも今は、16本です。寂しいですが、花が開くと、本当にきれいで夢の世界に引き込まれていきます。



ハイブリッド・ティー・ローズはクリスチャン・ディオールだけになってしまいました。花の形が美しく、気品があって華やかです。

 

イングリッシュ・ローズはシュラブ・ローズの仲間ですが、美しい花や香りの豊かなオールド・ローズのような薔薇です。今わが家にあるのは、ジェーン・オースティンと     

 

スイート・ジュリエット、

 

今にも枯れそうなガ―トルード・ジェキルです。


シュラブ・ローズは、たくさんの枝が株立ちになり華やかに咲きます。つる薔薇のように使えるものもあります。わが家には、ピンク・プロスペリティ―、

 

ロウ・ブリッター、

 

アンジェラです。

 

オールド・ローズはとてもきれいな花がたくさんあります。繊細で豊かな雰囲気が素敵です。わが家には、ケニギン・フォン・デンマーク、

  

メイドンズ・ブラッシュ、

 

ブレイリーNO.2があります。

 

そして、つる薔薇は、愛らしい春霞、


 

まだ咲いていない花もありますが、夫の病気が悪くならなければ、またUpできるでしょう。花が咲いている庭は、流れる時間を留めておいてくれるようです。



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スパニッシュ・ビューティーが咲き誇っています

2022-05-05 18:42:55 | 薔薇と庭
初めて咲いたスパニッシュ・ビューティーがもう少しで満開になります。妹がアーチの上のほうに少し結んでくれたので、アーチらしく見えます。


香りもあるので、花が開いた昼間は、横を通るとふわーと優しい香りがします。花も美しく、香りも柔らかで、枝も延びてつるを作り、いろいろな形を作ってくれます。


私と母は、お休みでも、お休みが続いても、どこにも出かけないので、うちの庭で薔薇を眺めて過ごしています。というより、お昼寝の間に薔薇を眺めているという感じでしょうか。



この連休の間はとてもお天気が良く、温かで、庭に出るのが楽しくなります。毎日どの薔薇が咲いたかしら、と眺めて歩きます。


今日は、塀のところに植えたイングリッシュ・ローズのジェーン・オースティンがふんわりと開いてくれました。これは、とても美しい色の薔薇です。アプリコット色の柔らかな色が気持ちを穏やかにしてくれます。


イングリッシュ・ローズは、シュラブ・ローズの仲間です。シュラブ・ローズは、株立ちになり、たくさんの花を咲かせてくれる、それは本当に薔薇の花園を作るうえで、大切な薔薇です。こんな色の薔薇がたくさん株いっぱいに咲いて、こんもりと株立ちになっている様子は、薔薇好きの心を引き付けて離しません。



そして、イングリッシュ・ローズは、香りもあります。ジェーン・オースティンはティーの香りがあるといわれています。ちょっとさわやかな感じです。


今は、この薔薇たちだけが開いていますが、ああここにも、あそこにも、と蕾がいっぱいの力を込めて立っているのが見えます。またそんな薔薇たちの写真を撮って載せますね。


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