昔から、映画を観に行くのが楽しみでした。
40代までは、映画館に行きました。友達や妹や夫とも一緒に行きました。一人でも行っていました。
そのうち、あまり観たい映画がなくなってしまって、ジブリとハリー・ポッターや指輪物語などを観に行くだけになりました。
そして、家で、気に入った探偵ものや刑事もの弁護士ものやその他好きな映画のDVDやブルーレイを買って、観るようになりました。
夫が倒れてしまってからは、映画どころではなくなり、少し落ち着いてきたこの頃は、家で今まで買ったDVDやブルーレイなどを観ていました。
かなりたくさんのDVDやブルーレイがあるのですが、それも毎日観ていると足らなくなってきて、気に入ったものは何度も見返していました。
去年の年末に、テレビで映画を上映するのだということに気が付いて、そうだ、それを録画すればいいのだと、思ったというわけです。そういうことに、この頃気が付くというのが不思議なことですが。
年末から年始にかけて、たくさん上映されましたので、録画予約して、時間のある時に観られるようにしました。
録画したのは、「アーヤと魔女」「ニューシネマパラダイス」「フォレスト・ガンプ」「ターミナル」「ララランド」「天気の子」「奥さまは魔女」「キング・オブ・エジプト」、そして、映画ではないのですが、好きなアニメ「メジャー2」が、1話から25話まで放送されたので、それも録画しました。(BSを契約していないので)
中でも、昔映画館で見た「フォレスト・ガンプ」(1995年ロードショー)は、懐かしく、トム・ハンクスのあたたかな表情とスピーディーな映画の動きを楽しみました。
「ターミナル」は、トム・ハンクス主演、スピルバーグ監督の映画です。ニューヨークの空港で、国に暴動がおこり、アメリカに入国できなかった人を囲んで起こる喜劇です。彼は、どうしてもアメリカに入国しなくてはならないことがあり、そのまま何か月も空港のターミナルで暮らします。そこでの人々とのつながりを哀感を込めて描きます。
「ニューシネマパラダイス」は、今は成功した映画監督が、子供のころから青年になるまでの映画とのかかわりと、一緒に映画にかかわった人との愛情のお話しです。シチリアの街も哀感があり、主人公とその老人との温かな関係が描かれます。観た後に、何か心が動かされて、忘れられない映画になりました。
人は、大きな世界の中での小さな存在ですが、愛情や行動の理由などでその世界を少し破っていきます。破れたところに、人が生きる喜びや誇りなどが生まれてくるのだと実感しました。
そして、私は、アニメも好きなので、「アーヤと魔女」「メジャー2」は、とても面白くワクワクドキドキしながら、夢中になって観ました。
どの映画も、それぞれ心に残る場面があり、年末年始、映画を観る楽しみを満喫したのでした。
その後も気がつけば、録画予約しています。おかげでこの頃は、初めての映画を、観ることができています。そして、映画はやっぱりいいよねー、と思っているこの頃です。