早く咲き始めたスパニッシュ・ビューティーはもう満開になり、少しずつ花びらが散っています。
薔薇の庭の入り口のアーチにはわせているのですが、たくさんの花が咲き乱れ、見とれるほどの花の姿でした。
スパニッシュ・ビューティーは少し香ります。たくさん咲くとアーチの下を通ると、ふわりと香ります。
華やかであか抜けた薔薇が、今は満開の時を迎えています。
満開のスパニッシュ・ビューティーのアーチの写真です。
他の花は、なかなか咲いたといえるものが無く、株の中に1輪・2輪咲いているもの、蕾のものがあります。
その中で、花を一番つけているのがイングリッシュ・ローズのジェーン・オースティンです。黄色がかったあんず色の大人びた薔薇です。香りも強く、さわやかな香りに包まれます。
ジェーン・オースティンの写真です。
他には、シュラブのアンジェラ、つる薔薇の春霞、つるコンパッションなどが花が咲くときを待っているようです。
薔薇は、咲く時期が少しずつ違い、早咲きのもの、普通の時期のもの、遅咲きのものとあります。わが家では、早咲きはスパニッシュ・ビューティー、遅咲きはつる薔薇のボルティモア・ベル、シュラブのロウ・ブリッターなどです。
花の咲く時期が違うせいで、5月いっぱい、6月の初めまで、楽しむことができます。
薔薇は、返り咲きをするものがあり、6月以降も少しずつですが花が咲きます。全然花がないのは、1月頃から4月の終わりころまででしょうか。
そして、つる薔薇、オールド・ローズ、シュラブなどには、つる性のものがあり、それを上手に使うと、立体的な薔薇のアーチ、パーゴラ、壁などが作れます。
薔薇を育て始めると、どんなふうに庭を作ろうかと夢は膨らむばかりです。
花の美しい形、色、豊かな香り、を楽しむばかりではなく、木の姿を構造的に考えられる薔薇はとても魅力的な植物です。
でもそれは体力がある場合のみ、病気で年を取ると、いろいろなことをあきらめなくてはなりません。今は、今までのあるままの姿を楽しみ、花の香、色や形を味わうだけで満足しなくてはなりません。
でも、それはとても素敵な毎年の薔薇との出会いなのです。
咲きかけた花の写真です。上からガ―トルード・ジェキル、アンジェラ、つるコンパッション、春霞です。