アマチュア無線局 JH0FHB

25年越しの14MHz SSB無線機の製作

黎明期の通信を考える(糸電話の巻)

2020年12月27日 | アマチュア無線


【2020.12.27】
ダイソーで購入した長さ30mのタコ糸と紙コップで糸電話を作ってみた。
紙コップの内側でタコ糸を「大き目のこぶ結び」にしただけのもの。
カミさんに協力を依頼して、日没前に「通話実験」を行った。
実験場所は、千曲川沿いの「さくラさく小径」に決めた。

30mの糸は、伸ばすと自重で中央付近がたるんだ。
果たして成功するのか・・・
まずは私から紙コップに向けて「聞こえるかい?」と送信した。
すかさず紙コップを耳に当てると「聞こえるよ」と応答有り。
この瞬間に実験の成功は確定した。
さらに、できるだけ小声で話して見たが問題無く「通話」ができた。
電気的な増幅器も無く、スピーカーやイヤホン等の仕掛けも無い。
音声を拾う素子は紙コップで、伝送路は糸だ。
ちょっと感動的だった。

今回は「糸電話」を有線通信の一部として取り上げてみた。
今後も、無線(ワイヤレス)と有線(ワイヤード)の両面から考察を深めていきたい。

実験を終えて店仕舞をしていたら、ご高齢の男性が「うちの孫も糸電話で遊んでいるよ」と気さくに話しかけてくれた。

とても嬉しかった!

コメント
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