アマチュア無線局 JH0FHB

25年越しの14MHz SSB無線機の製作

コイルのインダクタンスの謎-2

2020年08月22日 | 電気回路は謎だらけ

【2020.08.22】
8月2日の記事の続編。
この日の記事は最後が「謎のままである」で終わっている。

<どの様な謎なのか>
例えば、10cmの紐が2本有るとする。
それぞれの長さを計ったら1本が13cmだった。
この2本の紐を繋いで長さを計ったら8cmだった。
繋いだ紐をほどいて、今度は紐を半分に切断したら16cmだった。
例えてみれば、上述の様な現象で不可解極まりない事象に直面した訳である。
まるで手品の様だ。

<一体何故?>
どんなに深く考えても意味が解らない。
毎日ネット検索を繰り返すが、「求める答えには、かすりもせずに」日増しに疲労感と脱力感が増した。
「悩んだ時の解決策は行動するしか無い」と何かの本で読んだ事が有る。
そして、メーカーに問い合わせのメールを送ったのは、8月11日(火)だった。

<メーカーからの回答>
早速、翌日の8月12日(水)の14時前に回答が届いた。
対応の早さに驚き、このメーカーの好感度がアップした。
さて、ここからが手品の種明かしだと期待に胸が弾む。
回答の内容は、計測器の誤差に触れていた。
具体的には、コイルを接続しない状態でテストリード(赤、黒)を短絡する。
そして、その時の値を確認する事から始まる。

実際に確認した様子が、下の写真。

測定レンジは2mHで測定値は-0.17mHだった。
ここから更なる謎へと導かれることになったのだが、続きは次回以降にする。

まだ頭の中で整理ができていないのと、検証途中の案件も有る為である。
電気回路の測定は、時として非常に難しいことになる。
測定する度に結果が異なったり、測定系のケーブルや部品の配置を変更しただけで結果が変わったりする。
「一体、本当の値はどれなんだ?」と言うことになる。
それならまだ良いのだが、ひとつの測定結果だけを「絶対に正しい」と思い込むと厄介な事になる。
うかつにネットで拡散しない様、気を付けなければならない。
この続きは、更なる謎と実際の検証結果について投稿しようと考えている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする