てんてこまい子育ての記憶(旧 わたしと家族の日々)

一人で三人分にぎやかと言われてきた息子も、もう高3。

ボロボロになって経験値を上げる

2023-03-20 | 高1
人よりも良い結果を出した時、
人に嫌な思いをさせないためには
どう振舞えば良いか
ということに悩んだその数週間後、
息子は、今度は逆の立場になりました。

まあ、それが人生の常です。
勝ちっぱなしの人生なんて
そうそうあるもんじゃない。

(希にいらっしゃるようですけどね!
…と、先日あさイチに出演なさった
角野隼斗さんを見て思った)


息子は、だいたい
本番舞台上のパフォーマンスが
練習よりもずっと良いし、
多少ミスをしても
雰囲気崩さず乗り切る(ごまかす)のが
上手かったりします。

本人も、その自負があるので
「なんだかんだ、上手くいくはず」
と思っている節があるのですが、
今回は珍しく
直前まで楽々とできていたことが
本番ではガタガタに崩れて
それが尾を引いて
負の連鎖が起きる
という
本人もびっくりのパフォーマンスとなりました。

発表会なので
点数や順位がつく訳ではないものの、
初めて息子の演奏を聴く
友人知人がたくさんいる中での失態。

だいぶショックだったようです。


演奏直後、友人知人には
「リベンジするからまた聴きに来てね!」
と気丈に振舞っていましたが、
会場を離れてから数時間は
ぼーっと落ち込んで、
「もう二度と楽器弾きたくない気分」
と言っていました。


こんな息子を見るのは初めて。

どうなるかなーと思ったのですが・・・


一通り、
「なぜ失敗したのか」
「次、同じ事が起こったら
どう対処したらいいのか」
「練習にはどう生かしたらいいのか」
ってことを
先生と話し、
ちょっと別のことをして
気を紛らわした後で、
夕食後には
「もういいや。切り替えよっ!」
と言っていました。


強いな。
ネガティブ思考の私だったら、
もっとウジウジ引きずりそう。

ステージに立つ機会が多い子は、
こういう経験の繰り返しで
メンタル鍛えられるのかもしれない。


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その日の夜、
友達から
「すごく良かったよー」
「かっこよかったー」
というメッセージをもらい、
「なにそれ!
あの演奏で、よくこんなことが!
どういうこと?」
と仰け反る息子。

慰めてくれてありがとう
と返して、
あれこれやりとりしていましたが・・・


そりゃねー、
明らかに失敗した子に
どう声をかけるか、
友達としても悩むだろうよ。

良いとこ探しをしてくれる
優しい友達に感謝なさい。


そして、
自分が言われて嬉しかったことを心に刻み、
逆の立場になった時に
そういう振る舞いが出来るようになったらいいよ。

「経験値が上がる」って
こういう経験の積み重ねを言うんだろうな
と思いました。


自分を振り返ると、
こういう経験値の上げ方は
したことがない。
私も若い頃、これくらい頑張っていたら
だいぶいろいろ人生違っていただろうなーと
思ったり。
次の人生があるなら
もうちょっと
いろいろやってみたいものだわ。
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