「錯覚の科学」
クリストファー・チャブリス、ダニエル・シモンズ著、木村博江訳、文春文庫、2014年8月
アメリカの心理学者が、錯覚がいつどのように私たちに影響をあたえ、どんな結果をもたらすか、そしてその影響をのがれ、最小限にとどめるにはどうすればいいかを探った本。
人が陥りやすい日常的な錯覚は以下の6つ。
1.注意の錯覚(目は向けていても見落としてしまう)
2.記憶の錯覚(自分が体験したことを鮮明かつ正確に記憶できていると思っているが、じつは記憶はゆがむことが多い)
3.自信の錯覚(自信ありげな態度を、相手の知識や能力のあらわれとして反射的に受け入れてしまう)
4.知識の錯覚(自分の知識の限界を自覚せず、見慣れたものについては十分知識をもっていると思い込む)
5.原因の錯覚(偶然同時に起きた二つのことに因果関係があると思い込む)
6.可能性の錯覚(自分の中に眠っている大きな能力を、簡単な方法で解き放つことができると思い込む)
これらを実験を行って実証しています。
「注意の錯覚」における、バスケットボールの試合中にゴリラ(のぬいぐるみを着た人間)が通る実験が有名らしいです。
モーツァルトを聞くと頭が良くなる、サブリミナル効果で購買意欲をそそられる、脳トレで脳が鍛えられる、
といったことはないそうです。
上記の錯覚は、日常生活や仕事でも起こりえますが、投資活動においても陥りがちです。
十分気を付けたいです。
関連エントリ:
選択の科学
クリストファー・チャブリス、ダニエル・シモンズ著、木村博江訳、文春文庫、2014年8月
アメリカの心理学者が、錯覚がいつどのように私たちに影響をあたえ、どんな結果をもたらすか、そしてその影響をのがれ、最小限にとどめるにはどうすればいいかを探った本。
人が陥りやすい日常的な錯覚は以下の6つ。
1.注意の錯覚(目は向けていても見落としてしまう)
2.記憶の錯覚(自分が体験したことを鮮明かつ正確に記憶できていると思っているが、じつは記憶はゆがむことが多い)
3.自信の錯覚(自信ありげな態度を、相手の知識や能力のあらわれとして反射的に受け入れてしまう)
4.知識の錯覚(自分の知識の限界を自覚せず、見慣れたものについては十分知識をもっていると思い込む)
5.原因の錯覚(偶然同時に起きた二つのことに因果関係があると思い込む)
6.可能性の錯覚(自分の中に眠っている大きな能力を、簡単な方法で解き放つことができると思い込む)
これらを実験を行って実証しています。
「注意の錯覚」における、バスケットボールの試合中にゴリラ(のぬいぐるみを着た人間)が通る実験が有名らしいです。
モーツァルトを聞くと頭が良くなる、サブリミナル効果で購買意欲をそそられる、脳トレで脳が鍛えられる、
といったことはないそうです。
上記の錯覚は、日常生活や仕事でも起こりえますが、投資活動においても陥りがちです。
十分気を付けたいです。
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選択の科学