1923年9月1日、関東大震災発生直後のデマに惑わされて日本人が日本人を殺してしまった、実際に起きた事件を映画化した作品。
前半は千葉の福田村の住人、香川の薬売りの行商団、それぞれの生活がのどかに描かれつつ、
福田村の住人の男女関係を中心としたいざこざもいくつか起こります。
中盤に震災が発生してから物語は一変、緊張感に包まれます。
加害者側、被害者側、一人一人の言動がどれだけ事実に忠実か分かりませんが、
デマや集団心理に振り回されます。
被害者側の日本人が被差別身分の人たちというのもポイントです。
この映画の解説で、
現代でも特にネットで同様のことが起きているので、戒めとしなければならない、
という論調のものを見かけます。
その通りだと思います。
言い返したくなる気持ちも分かりますが、挑発的な態度は慎んだ方がよいということも感じました。
有名俳優が多数出演。
(テアトル新宿)
【株主優待】東京テアトル:映画招待券(2023年3月末分)
監督:森達也
脚本:佐伯俊道、井上淳一、荒井晴彦
出演:井浦新、田中麗奈、永山瑛太、東出昌大、コムアイ、木竜麻生、松浦祐也、向里祐香、杉田雷麟、カトウシンスケ、ピエール瀧、水道橋博士、豊原功補、柄本明
映画『福田村事件』公式サイト
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