北陸新幹線開業により681系・683系の一部が余剰となり、381系を使用している特急を置き換えるそうだ。
681系自体は振り子機能こそ持たせていないものの低重心設計により、曲線通過性能は半径600m未満で本則+15km/h、600m以上700m未満で本則+20km/h、半径700m以上で本則+25km/hを達成していますので、381系と遜色ない走行性能を維持することが可能となるかもしれません。
実は、元々和歌山県で381系の代替車両を投入するということで和歌山県が一部車両代を負担して導入するのは681系の予定でした。(当時の県民報で紹介されていました。)実際には、287系が導入されたわけで、今回381系の置換えで681系が入ることのメリットは、モーターの保守と振り子の保守から開放されることが大きいでしょうね。
特に直流モーターはその性格上カーボンブラシが必要で、かつ、このブラシは消耗品ですので、この保守から開放されるのは大きいですね。
東北大震災の時に、ブラシが不足してJR西日本で電車の計画運休等が発表されたことも記憶に新しいと思います。
681系の場合誘導電動機を採用しており、このモーターは車軸ではなくて筐体に電気を流すイメージなので回転部分都の摺動部分が無くなるわけです。
それにより、結果的に保守の時間が減るという言うことで、より少ない車両で運転ができるということになります。
JR東海やJR東日本が積極的に国鉄形を廃車にしているのはそうしたことが原因なんです。
私は、車も好きで若いころにFairladyZに乗っていました。
警察官時代に乗っていたのですが、当時は警察官らしくない車と言われて、よく批判されたものです。(時々交番に乗って行ってました・・・(^_^;))
燃費も良くない車でしたが、今さらそんな車を買って維持していこうとは思いません。
というのが、維持するのは半端無く費用がかかりますから。
時々国鉄形を何時迄も残せという話が出てきたりしますが、客車ならともかく気動車や電車の場合その維持に費用も時間もかかることを考えると、早め早めに廃車して新型にするほうが故障も少なくトータルコストは安くなります。
残念なことですけどね。
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