鉄道郵便は、昭和59年の国鉄の大規模なヤード系輸送を廃止の際にも大鉈が振るわれて、締切便以外は鉄道郵便が使われなくなったと言うお話をさせていただきました。
実際にエネルギー効率等で見れば、鉄道輸送のほうが優れているのですが、実際には積み下ろし作業などで時間を取られて列車自体の速度を上げることが出来ないという構造的な問題がありました。
特に鉄道郵便の廃止に際しては50年頃から検討が繰り返されていたようで、国鉄運賃の毎年のように改定された運賃も原因と思われますが、トラック輸送の2倍以上になった原因かと思います。
ここで、唐突な質問ですが、郵便車はどこの所属【会社】になると思われますかと、皆様の質問させていただきます。
ご存じの方も多いと思いますが、郵便車は郵政省の所有になるわけですね。
ですから、郵便輸送が廃止になった際も国鉄籍の車両であれば改造して他の車両に活用するといことが出来たのですが、郵便車に関しては国鉄で改造することは出来ず解体されることになりました。
実際に、クモユ143などは昭和57年の製造ですからこの時点で59年には鉄道郵便から撤退するといった話は出ていたと思うのですが、その辺を意識せずに製造したというのはやはり疑問が残りますよね。
ただし、クモユニ等の合造車の場合は所有が国鉄ですのでこれらの車両は晩年も有効活用されました。
しかし、4年程で廃車にしたからおそらく会計検査院からこってりと絞られたと思います。(^^ゞ
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