酒馬鹿三兄弟、次男の岸壁はしご酒

酒は飲んだら飲まれましょう、しかし仲良く。拙い酒と乱暴ポエトリ月夜の酩酊ランデブー

TO YOU .CO.JP

2009-07-01 12:39:12 | 
その映画館は昔思ったよりも
広く

スクリーンのすべてを良く見るには
選んだ席は少々近すぎたかもしれない

トランスや、マサラは昔は嫌いだった、
いや、好きだった。

つまりどうってこと無かった
今この椅子に座り、あの娘の横で見る
アーリア人たちの姿には釘付けにさせられた

クライマックス、駅のホームでの永遠の恋との再会は恐らく何かを暗示する

新しい旅

そういえばあの娘も列車で出遭ったヨーロッパ人とアメリカ人の
懐かしい映画を知っていた

駅はスタート地点であって、そして宿りなのだろう
その間の旅は大抵辛いものだ。

駅の独特の安らぎに、どうやら俺はついつい潤んだようだが
あの娘もそのように見えた

その後、”純愛って素晴らしいわよね”
と言われて愕然とするのだが。

TO YOU .CO.JP Ⅱ

2009-07-01 12:27:26 | 

 

要するに、彼女が真に望んでいたものを 
見過ごしてしまって、 
色々なサインを無視して 
性急に欲求を押し付けてしまっただけだった 

彼女が真に望んでいたものは、 
分かつことの無い、最良の愛で 
2つ規則正しく並ぶ 
枕のようなものだったのに 

気付きもしなかった、 
あの夜は。 

時間は引き延ばすことも、 
取り戻すことも出来ないが、次の夜があれば 
その夜は彼女の望みの話をしてみよう 
ゴアへの旅かもしれない、 
パタヤや、スラバヤかも知れない 
もしくは長く続くちっぽけな愛かも、 

それはきっと俺には資格の無い話だろう、 
そしてそれは、何の問題も無い