ただ飯を食ってワインの飲み下し、
早々に別れる夜を彼女と過ごすのは問題では無い
繋がりは一つの夜になり
それは一つの気侭な映画を見つけ
その後6杯の赤ワインで4つの詩が出来たり、する
自分にとっては代え難い自浄だろう。が、
彼女にとっては迷惑な話だ
アリストテレス風に言うならもともと本当は自分の半分だった部分を探している
かも知れない彼女にとって
俺は確実に探求に満たない存在だ
無駄な時間を割かせてもいいのか
俺にはわからない
ただ俺にとっては
酒場の安ワインを詩に変えるミューズは
プラトニックにすら、大切なものだ