酒馬鹿三兄弟、次男の岸壁はしご酒

酒は飲んだら飲まれましょう、しかし仲良く。拙い酒と乱暴ポエトリ月夜の酩酊ランデブー

ローラーコースターの日は遠い

2016-01-27 18:37:15 | 





この頃の俺は、寒い朝に早朝ベッドを抜け出し
包まっている猫たちや娘を起こさぬようにドアを開け
外で街を少し走ってみている


朝は食事をせず、
出来のいい紅茶を、
習慣づけて飲んでみる


タバコをやめ
娘の前で極力飲酒を避け、
勉強を見てやっている振りもする


夕食を適度に摂り、早くにベッドに向かい娘と本を読み
また明くる日が来ると言う



健全であればあるほど、
余りある退屈な暮らしにおれは狂わないようにしているが、
正直ストローハットの濃いやつが欲しいと思う夜もある

そんな呪縛の中
少しの夢がどうやら今の救いとなっている

雪で真っ白な世界、
強烈に高く、険しくて人跡未踏の。
そんなで無くていい

山の頂に向かって、息も絶え絶えになるほど
登る夢
を糧にしている
それにその夢はどんな時でも、
それに年老いても、色あせる事の無い

巡礼のような道のりだ


娘を寝かしつけた後の妄想の靄のなかで
ほんの少しのテキーラを口にして
また眠りにつき、
また朝起きて、

それは少し微笑ましい












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