【ハウス】以来の感動映画だ


大林宣彦監督 【花筐】
川越に大林宣彦監督が来る‼︎というので初日に並んで入館し、観ることができました

舞台挨拶のために入って来られた監督を目にし、思わず涙が…

【ハウス】の映画を初めて観たのは11歳の小学5年生の時だった。地元・東松山の映画館に(当時はあったのです♪)、たしか友達?近所の子たち?と数人で行き、その映像の美しさと怖さに丸ごとわしづかみにされた私。以来、この作品が私のホラー映画の原点になった


【花筐】は170分ほどの長編。それでもオープニングから監督の世界に一気に引き込まれてしまった✨それも心地よく

ハウスの世界を彷彿とさせるような描写表現は健在で、本当に一貫してて安心感に包まれる

登場人物ひとりひとりの存在感に圧倒されてしまう。個々の物語を追ってみたくなるし、それぞれがみな主人公に見えてくるし…

映像美もそのまま

まるで美しい動くコラージュ作品を見ているような気分にも…


それでもやっぱり物語の深さに引き込まれる。生と死・戦争・親と子といった過去も現在も未来も共存しているような作品。
戦争の話しだけど、命を考えずにはいられなくなる。今、私はスクリーンの中に息子を見て泣いているというリアリティー。戦争に行かせるために産み育ててきたのではない‼︎ という母親の悲しみを今の私が感じるということ。

舞台挨拶では、監督の様々なエピソードが聞けて良かった


監督も仰っていましたが、この映画【花筐】は20代、30代の若い人にも、そして子どもにこそ!観て欲しい作品です


私の大好きな作品❤️

サントラレコードは、すり切れるほど聴いた


当時は、妹や近所の女の子とハウスごっこをしてよく遊んだなぁ〜

40年たって出会えた幸運に感謝
