シネマコミュニケーター高橋裕之のシネマ感blog

シネマコミュニケーター称号授与から18周年
感じる×感想×伝道×映画館=シネマ感
尼崎から全国へ映画情報を発信中!

映画「[窓]MADO」神戸3月16日公開

2024-03-10 21:26:36 | 2023年関西公開作品
(c)towaieLLC
 
 
映画「[窓]MADO」
 
 
 
<あらすじ>
 
とある団地で起きた、
タバコによる受動喫煙問題を巡り、
4500 万円の損害賠償を求めた
裁判が⾏われた。
2 つの家族が辿り着いた先に⾒たものとは?
郊外のすずめ野団地に静かに暮らす、
江井家。
江井家は、英夫、英⼦、
そして 1 ⼈娘の英美の 3 ⼈家族である。
英夫は、娘の英美が 2016 年 2 ⽉から、
階下に住む家族”備井”の部屋からくるタバコの煙害
に苦しめられていることを問題と思う。
備井家の家族構成は、美井夫、美井⼦、
そして⻑⼥の美井美。
江井家と同じく 3 ⼈家族である。
英美は、歌を歌うことが好きでよくベランダで
歌っているのだが、タバコの煙害によって
ベランダに出ることが出来なくなり、
歌を歌えなくなってしまう。
英美の体調は⽇に⽇に悪化していく⼀⽅で、
英夫は、トラブルを克明に記録するために
⽇記をつけ始め、なんとかこの問題に対して
対処しようと奮闘する。
そんな中、英夫は娘が「化学物質過敏症」の
疑いがあるということを知り、
英美が「化学物質過敏症」を発症したとして、
遂に医師から診断書を発⾏して貰う。
これを機に、A 家と B 家の裁判闘争が
本格的に始まるのであった。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
俺の誕生日9月22日から始まる(笑)
意外と聞く話である。
まあ自分も喫煙してた時は
マナー悪かったかもしれないと
思い出しながら鑑賞した。
前半、娘さんの咳が気になる。
揉めてる話だが
意外とコメディタッチ。
A家(西村)年金生活という
背景も重要である。
画面から煙を感じてくる。
終盤の展開は予想外でした。
 
3月16日(土)から神戸元町映画館で公開 
3/16(土)、17(日)15:50の回上映終了後
麻王監督舞台挨拶
 
↓ZOOMインタビュー<動画編集予告編付き>
 

 

 

 
 

 


 
 
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映画館愛に溢れる ドキュメンタリー映画 「ディス・マジック・モーメント」京都3月15日公開

2024-03-03 22:37:00 | 2023年関西公開作品
(C)cinemadrifters
京都出町座
3月15日(金)公開
映画館愛に溢れる
ドキュメンタリー映画
「ディス・マジック・モーメント」
(HP)
<概要>
大阪を拠点に、香港、中国、バルカン半島などで
映画を製作し、どこにも属さず彷徨う
“シネマドリフター(映画流れ者)”を
自称する映画監督リム・カーワイ。
2022 年、コロナ禍のミニシアターを行脚した
ロードムービー映画『あなたの微笑み』の公開を前に、
舞台となったミニシアターに次々と
困難が降りかかっていった…。
ついにリム監督の本拠地大阪のテアトル梅田が
9 月に閉館が決まり、
居ても立っても居られなくなったリム監督。
ついに自らインタビュアーとなって、
ミニシアターを駆け巡る!
劇場を支える人たちの思いに耳を傾け、
見えてきたものとは──。
<高橋裕之のシネマ感>
テアトル梅田から始まる
前作「あなたの微笑み」
アナザードキュメンタリーな感じ。
監督も前作を撮影しながら
色々と思うところがあって
本作を製作したに違いない。
各劇場の客席で
映画館主を中心に
語る合うだけなんだけど・・・
よくぞ撮影してくれたという
想いで、こちらも鑑賞した。
聞いたことのある映画館
画像で見たことのある映画館が
次々とでるので楽しかった。
道中のないロードムービー的。
スクリーンを映すのではなく
館内、客席を映すのも良い。
益々、ミニシアターを
応援したくなります。
座っていて
全国のミニシアターを
巡れるので贅沢です。
最後は再び大阪
九条シネヌーヴォ。
映画製作も大事だけど
映画館がないと
映画公開できないね。
ホールや会館では
”上映”であると思う。
映画ファン、映画館ファン
ミニシアターにお世話になっている方は
必ず観て欲しいと思う。

ドキュメンタリー映画

「ディス・マジック・モーメント」

リム・カーワイ監督ZOOMインタビュー<動画編集版>

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イタリアの名匠パオロ・タビアーニ監督が死去 イタリア映画 「遺灰は語る」

2024-03-03 00:27:12 | 2023年関西公開作品
 
イタリア映画
「遺灰は語る」
 
 
映画『遺灰は語る』公式サイト

映画『遺灰は語る』公式サイト

映画『遺灰は語る』公式サイト

 
 
〈あらすじ〉
 
映画の主人公は、
1936年に亡くなったノーベル賞作家
ピランデッロの“遺灰”。
死に際し、
「遺灰は故郷シチリアに」と
遺言を残すが、
時の独裁者ムッソリーニは、
作家の遺灰をローマから手放さなかった。
戦後、ようやく彼の遺灰が、
故郷へ帰還することに。
ところが、
アメリカ軍の飛行機には
搭乗拒否されるわ、
はたまた遺灰が入った壺が忽然と消えるわ、次々にトラブルが…。
遺灰はシチリアに
たどり着けるのだろうか——?!
 
〈高橋裕之のシネマ感〉
 
題名やポスターイメージでいくと
重たい?暗い?というのがきますが〜
ヒッチコック風サスペンスと
苦笑いするコメディ的な
要素を含んでいる
“遺灰ロードムービー“です。
ドキュメンタリー映像も
一部含まれていますが
時代を表す
ドキュメンタリー的な映像が
この作品の世界観を表し
エピローグに繋がるカラーも
印象的でした。
 
エピローグは、
ピランデッロの遺作「釘」を
映像化した短編に続く。
本編と違った余韻を残す。
 
全編90分
これまた不思議な
映像体験を
感じて欲しい。
 

 

 

 
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ドキュメンタリー映画 「国境の夜想曲」

2024-03-01 00:18:36 | 2023年関西公開作品
(C)21 UNO FILM / STEMAL ENTERTAINMENT / LES FILMS D’ICI / ARTE FRANCE CINEMA / Notturno NATION FILMS GMBH / MIZZI STOCK ENTERTAINMENT GBR
 
ドキュメンタリー映画
「国境の夜想曲」
 
(HP)
(予告編)
映画『国境の夜想曲』予告編

<概要>

9.11から20年、

戦争に翻弄され、分断された世界
しかしそこには、

夜の暗闇から一条の光を待ちわびる人々の

ささやかな営みがあった

<高橋裕之のシネマ感>
 
地域的には違うけど
鑑賞したときは
ウクライナ侵攻は
あまり意識しなかったけど。
レバノンの国境地帯の
様々な人の姿が映されています。
一般市民視線や
兵士視線など
言葉で語らなくても
映像でメッセージが
伝わって来る。
日本は平和ボケな部分があるけど
世界の現状や過去を
知っておくたげでも
平和に繋がる想いだけは
持てると思う。
 

 

 

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中国アニメーション「ライオン少年 雄師少年」塚口2月9日公開

2024-02-09 14:39:46 | 2023年関西公開作品
塚口サンサン劇場
2月9日(金)~15日(木)
1週間限定公開
 
中国アニメーション
「ライオン少年 雄師少年」
 
〈あらすじ〉
 
出稼ぎ両親の帰りを待つ
貧しい少年チュンは、
ある日、華麗な獅子舞バトルで
屈強な男を倒した
同じ名前の少女チュンから、
獅子頭を譲り受けた。
チュンは、お調子者のマオと
食いしん坊のワン公を誘い、
獅子舞バトル全国大会出場を決意。
飲んだくれの元獅子舞選手チアンに
無理やり弟子入りする。
チアンの妻アジェンの励ましを受け
三人は猛特訓を続けるが、
大会目前でチュンの父が
大けがをして帰郷した。
家族のため、大都市に出稼ぎに行くチュン。
過酷な労働が続き、
仲間との夢をも諦めそうになった
チュンの前に、再びあの少女が現れた――。
 
〈高橋裕之のシネマ感〉
初めは中国CGアニメと言う事で
少し違和感があったが
技術的にも素晴らしく
見入ってしまった。
馬鹿にされた弱者が
特訓によって力をつけ
強くなり見返させる
初期のジャッキー・チェン映画の
王道な展開を思い出した。
(ヤング・マスター師弟出馬)
 



単純だから気軽に楽しめるが
終盤の獅子舞バトルは
アニメを越えて手に汗握る。
勇気と元気ももらえます。
日本語吹き替え版は
豪華キャストです。
 
 
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フランス映画 「ポトフ 美食家と料理人」塚口 宝塚 2月9日公開

2024-02-09 14:35:01 | 2023年関西公開作品
(C)Carole-Bethuel (C)2023 CURIOSA FILMS - GAUMONT - FRANCE 2 CINEMA
塚口サンサン劇場
宝塚シネピピア
2月9日公開
 
 
フランス映画
「ポトフ 美食家と料理人」
 
(予告編)
 
〈あらすじ〉
19世紀末、フランスの片田舎。
「食」を追求し芸術にまで高めた美食家ドダンと、
彼の希望のメニューを完璧に再現する
天才料理人ウージェニーは
ヨーロッパ各国に存在を知らしめていた。
ある日、ユーラシア皇太子から
晩餐会に招かれたドダンは、
ただ豪華なだけの退屈な料理にうんざりする。
食の真髄を示すべく、
最もシンプルな料理・ポトフで
皇太子をもてなすことを決めるドダンだったが、
ウージェニーが倒れてしまう。
ドダンはすべて自分の手でつくる料理で、
ウージェニーを元気づけようとするのだが。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
 
第76回カンヌ国際映画祭で
最優秀監督賞を受賞した
名匠トラン・アン・ユン監督作で
アカデミー賞女優
ジュリエット・ビノシュ主演
ミシュラン3つ星シェフの
ピエール・ガニェールが料理監修で
シェフ役で劇中にも登場したりと
上品で上質な
オフランス映画でした。
多数の料理が出てくるので
少し空腹での鑑賞が良いかも?
やはり料理人は芸術家なのか?
天才料理人ウージェニーと
美食家ドダン
そして姪のポーリーヌが中心。
大きな揉め事もなく展開。
映画を楽しめる共に
料理も楽しめる。(味わえないけど)
天才料理人ウージェニーと
美食家ドダンは
人生の秋を迎える事(結婚)に。
ラスト約30分は
劇場で御覧ください!
 
 
 
 
 
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脚本・監督・編集 :髙橋栄一 映画「ホゾを咬む」神戸1月27日(土)公開

2024-01-26 00:58:02 | 2023年関西公開作品
(c)2023 second cocoo
 
神戸元町映画館 上映スケジュール決定!

●1月27日(土)〜2月2日(金)連日20:20〜上映
 

舞台挨拶

日時/登壇

1/27(土)20:20の回上映終了後

小沢まゆさん(出演・プロデューサー)

1/28(日)、29(月)20:20の回上映終了後

髙橋栄一監督

 
脚本・監督・編集
:髙橋栄一
プロデューサー・出演
:小沢まゆ
映画「ホゾを咬む」
 
(HP)
<あらすじ>
不動産会社に勤める茂⽊ハジメは
結婚して数年になる
妻のミツと⼆⼈暮らしで⼦供はいない。
ある⽇ハジメは仕事中に
普段とは全く違う格好の
ミツを街で⾒かける。
帰宅後聞いてみるとミツは
⼀⽇外出していないと⾔う。
ミツへの疑念や⾏動を
掴めないことへの苛⽴ちから、
ハジメは家に隠しカメラを設置する。
⾃分の欲望に真っ直ぐな同僚、
職場に現れた⾵変わりな双⼦の客など、
周囲の⼈たちによって
ハジメの⼼は掻き乱されながらも、
⾃⾝の監視⾏動を肯定していく。
ある⽇、ミツの真相を確かめるべく
尾⾏しようとすると、
⾒知らぬ少年が現れて
ハジメに付いて来る。
そしてついにミツらしき
⼥性が誰かと会う様⼦を⽬撃したハジメは...
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
モノクロームの世界観が
似合いすぎる作品でした。
やはり引き込まれます。
登場人物が
みんな物静かで不思議感。
主人公は家でも会社関係でも
楽しくないんだろうな~と。
現実ではない
邦画ダークファンタジーっぽく
どこか昭和を感じる。
自宅における
主人公と妻の会話は
個人的に好きです。
主人公は初心のシャイなんやろな。
隠しカメラや尾行は
良くない行動かもしれないが
観ている方も
妻の秘密を知りたくなってくる。
終盤の展開は予想出来ませんでした。
*妻として幸せなんやろか?
 
 
髙橋栄一監督インタビュー

 

 

 


 

 
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ホロコースト証言シリーズ第3弾!「メンゲレと私」十三再公開 元町1月27日公開

2024-01-25 23:04:17 | 2023年関西公開作品
(C)2023 BLACKBOX FILM & MEDIENPRODUKTION GMBH
 
ホロコースト証言シリーズ第3弾!
「メンゲレと私」
 
(HP)
 
 
(予告編)
 
<概要>
 
苛酷な運命に翻弄されつつも、生き延びた、
とある少年の数奇な人生を描いている。
それは、9歳の少年だったダニエル・ハノッホが、
リトアニアのカウナスにあった
ユダヤ人ゲットーから、
幾つかの強制収容所での生活を経て、
パレスチナまで辿り着くまでの
「放浪の日々」を記録した、
成長物語でもある。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
証言ドキュメンタリーだが
貴重なアーカイブ映像も挿入されており
興味深く観ることが出来る。
三部作とも拝見したが
モノクロで語られるのは事実のみ
今回は、そんなに重たい感じで
なかったような気がする。
『ゲッベルスと私』時は
自分が作品に付いていってなかったが
今回は、わかる固有名詞が増えたので
なんとなく近づけた。
ダニエル・ハノッホの状況は
意外と特別扱いのところがあったのか?
でも母や姉との最後の別離は
知らないうちに行われていたり。
子供目線の証言は純粋。
収容所にもサプライズがあった・・・
「死」「生」人は物扱い。
ダニエル・ハノッホの証言は
「目撃」したことが多い。
それが逆に生々しい。
やっぱり「ガス室」という言葉は嫌いだ!
 
 
1月27日’(土)から
十三シアターセブン
神戸元町映画館
 
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ドキュメンタリー映画 「ビヨンド・ユートピア 脱北」十三1月27日公開

2024-01-25 22:48:27 | 2023年関西公開作品
© TGW7N, LLC 2023 All Rights Reserved
 
 
1月27日(土)より
大阪 第七藝術劇場
 
 
脱北を試みる家族の
死と隣り合わせの旅に密着した
ドキュメンタリー映画
「ビヨンド・ユートピア 脱北」
 
 
<概要>
 
1949年9月の建国以来、
70年以上にわたり北朝鮮社会を支配してきた
金日成の一族は、国家を閉鎖された状態に保ってきた。
北朝鮮に住む人々はそこが「地上の楽園」だと信じ、
最高指導者である金一族を神と同等の存在として敬い慕う。
しかし、一糸乱れぬ壮大なマス・ゲームや、
華々しい軍事パレードの裏側で、
ナチスのアウシュビッツやソ連のグラーグを
模した強制収容所の存在、密告や拷問、処刑、
飢えや貧困といったおぞましい
人権侵害の数々が報告されている。
 
<あらすじ>
 
韓国で脱北者を支援する
キム・ソンウン牧師の携帯電話には、
日々何件もの連絡が入る。
これまでに1000人以上の脱北者を
手助けしてきた彼が直面する緊急のミッションは、
北朝鮮から中国へ渡り、
山間部で路頭に迷うロ一家の脱北だ。
幼い子ども2人と80代の老婆を含めた
5人もの人たちを一度に脱北させることは
とてつもない危険と困難を伴う。
キム牧師の指揮の下、
各地に身を潜める50人ものブローカーが連携し、
中国、ベトナム、ラオス、タイを経由して
亡命先の韓国を目指す決死の脱出作戦が行われる――。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
ドキュメンタリーだが
迫力のあるシーンも。
祖国の考え方に洗脳されていたのか?
やはり不満に感じる者は
脱北を考えるだろう。
”北”の本当の姿が
証言されたり
貴重な映像も使用されている。
北の歴史も描かれていて
国家の体質なんかも把握できる。
周りからの批判的な視線でなく
”北”の国民であった方とかの証言は
真実味がある。
それが、当たり前で
生きてきた人々には
”北”の考えが正しいと思うのは
ごく自然なことだとも。
キム・ソンウン牧師の
考え方や過去の話なども。
そういうことと並行して
ロ一家の脱北が実行
映画の様であるが
これが事実だと
実感するドキュメンタリー。
隣国同士の平和
世界の平和は
やはり簡単ではないことを
痛感させられる。
果たしてロ一家は?
”自由”の台詞が胸にくる。
 
 
*関西公開劇場*
 
”この内容の作品にしては
シネコンでの上映や
上映館数が多い。”
 
 
 
 
 
 
 
 
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ドキュメンタリー映画「1%の風景」京都再び1月26日公開

2024-01-25 22:46:11 | 2023年関西公開作品
 
(C)2023 SUNSET FILMS
 
京都出町座1月26日公開
 
ドキュメンタリー映画
「1%の風景」
 
(HP)
 
(予告編)
 
<概要>
あまり知られていない
助産所という場所。
そこでは助産師が医療機関と連携し、
妊娠、出産、産後と
子育ての始まりまで、
一貫して母子をサポートしています。
健診のたびに顔を会わせ、お腹にふれ、
何気ない会話を交わす。
妊婦と助産師は
ささやかな時間を積み重ね、
信頼関係を築き、命が生まれようとする
“その時”をともに待ちます。
この映画で描かれるのは助産所や
自宅での自然分娩です。
しかし、大切なのは
場所や方法を問わず、
命を産み、
育てようとする女性のそばに
信頼できる誰かがいる、
ということ。
近年、さまざまな理由により
お産を取りやめる
助産所が増えています。
社会が多様化し、
選択肢がひろがる一方で、
失われつつある“命の風景”をみつめた
4年間の記録です。
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
出産に立ち合っている
感覚を持ちながら鑑賞しました。
瞬間の生々しいシーンもありますが
貴重な箇所なんで
必要かもしれません。
出産=生命が世に出る瞬間。
2か所の助産所、助産師
4人の母親と家族も追っています。
産婦人科は
退院したらそれまでって感じですが
助産所、助産師は
後々まで、温かみのある
付き合いが続きますね。
この作品は
是非とも男女問わず観て欲しい。
出産だけを考える作品ではなく
「生命」を考える作品だと思います。
助産院は叔母(いとこが生れたとき)に
母親と一緒に行っただけです。
 
<あとがき的>
 
昭和の人間なんで
考え方が古いかもしれませんが
出産後は奥さんは
子供を連れて
実家に帰って
母親に世話してもらうという
勝手なイメージがあります。
高橋家は帝王切開でした。
娘が出来たときは
奥さんの母親に
熊本から来てもらいました。
(俺の母親も考え方が古く
それが当然な言い方をしていた。)
今度、出産というのに接するのは
孫が出来た時ですが、どうなることやら?
 
 
 
 
 
 
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宮沢りえ主演 映画「月」

2024-01-25 22:32:59 | 2023年関西公開作品
 
(C)2023『月』製作委員会
 
 
宮沢りえ主演
映画「月」
 
 
<概要>
 
深い森の奥にある重度障害者施設。
ここで新しく働くことになった
堂島洋子(宮沢りえ)は
“書けなくなった”元・有名作家だ。
彼女を「師匠」と呼ぶ夫の
昌平(オダギリジョー)と、
ふたりで慎ましい暮らしを営んでいる。
洋子は他の職員による入所者への
心ない扱いや
暴力を目の当たりにするが、
それを訴えても聞き入れてはもらえない。
そんな世の理不尽に誰よりも
憤っているのは、さとくんだった。
彼の中で増幅する正義感や使命感が、
やがて怒りを伴う形で徐々に
頭をもたげていく――。
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
複数の重たいテーマが描かれています。
それぞれの関連性がないようであるようで
主人公のバックボーンが重要
主要登場人物の心の中も重要
障害、小説。嘘、言葉、
世話と指導、虐待は紙一重かもしれない。
子供への愛情
子供を亡くした事への悲しみ、葛藤。
そして新しい命への不安。
「人間ってエグイなあ」と
思うシーンや台詞もあった。
生まれきたとは?生きるとは?
幸せとは?
後半、施設の本性が見え始める
それからも、ずっと考えさせられる。
終盤にかけての
ある人物の行動、発言が怖い。
劇中にあったパーツが
ラストにすべて重なる。
何と言って良いか
今年、一番、鳥肌の立った作品。
 

 

 

 

 

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韓国ミュージカル映画的「人生は、美しい」

2024-01-15 00:21:14 | 2023年関西公開作品
(C)2022 LOTTE ENTERTAINMENT & THE LAMP All Rights Reserved.
 
 
韓国ミュージカル映画的
「人生は、美しい」
 
(HP)
 
(予告編)
 
<概要>
 
いつも不機嫌な夫・
ジンボン(リュ・スンリョン)、
反抗期真っ盛りの生意気な
娘(キム・ダイン)と、
受験を前にまともに口をきこうとしない
息子(ハ・ヒョサン)。
そんな家族と暮らす平凡な主婦・
セヨン(ヨム・ジョンア)は、
ある日自分の余命が
2か月足らずだと医者から宣告される。
子供たちには余命のことを隠し、
ジンボンにだけ告げるセヨンだったが
夫の反応は鈍く「いろいろ整理しろ」と
不愛想に言い放つだけ。
これまで自分のことは後回しで、
20年もの間家族に尽くしてきたセヨン。
自身の誕生日が近付く中、
やけになってジンボンのカードで
高級な服や靴を衝動買いするが、
気は晴れない。
夜な夜な
【生きているうちにしたいこと】を
考えるセヨンは、
学生時代の幸せだった日々を思い返す。
そこには、いつも
初恋の人=ジョンウ
(オン・ソンウ)の姿があった。
そして・・・
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
人間ドラマを基盤に
明るい気持ちになる
韓国ミュージカル。
冒頭はコメディタッチで始まり
いきなりミュージカルに・・・
そして
「死ぬまでにしたいこと」映画に。
人生は美しいというか
人生は楽しいって感じですね。
昔の回想も入ってバック・トゥ表現も。
学生時代の相合傘、校門待ちって
過ごし懐かしい。
今と対比的なのも良かった。
夫が公務員であるというのも
作品内で良く登場する。
旦那と自分の初恋の人を探す
ロードムービーになるけど
夫婦間の愛情も同時に垣間見る。
木浦から、釜山、さらに清州から、
小さな島の甫吉島へと。
中盤から少し泣きそうになった。
(胸キュンではなくてウルウル)
追い打ちな事実があり
耐えれなくなり
歌を聴きながら
映像とともに涙した。
青春映画、恋愛映画、ミュージカル、
コメディ、人間ドラマ
多ジャンルの作品でした。
1970年代から2000年代にかけて、
韓国の音楽シーンを
彩ってきたヒット曲や名曲が
バンバン流れます。
日本では馴染みないけど
映画の想いと
ピッタリする楽曲ばかりです。
 
良い終わり方、絶賛映画でした!
 
あこがれは
映画「ゴースト/ニューヨークの幻」
 
是非HPを御覧ください。
https://lifeisbeautiful-movie.com/
 

 

 

 
 
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ドキュメンタリー映画「マルセル・マルソー 沈黙のアート」神戸再び1月19日公開

2024-01-15 00:00:01 | 2023年関西公開作品
1月19日(金)~23日(火)
神戸映画資料館にて上映
 
ドキュメンタリー映画
「マルセル・マルソー 沈黙のアート」
 
 
<概要>
 
“パントマイムの神様”マルセル・マルソー。
ボロボロのシルクハットと赤いバラ、
白塗りメイクで世界に知られる
道化師“ビップ”〈BIP〉。
言葉をひと言も発さず、
身ぶりと表情だけで
すべてを表現するマルソーの舞台は
いかにして生まれたのか?
マルソーと共にレジスタンスに参加した
従弟ジョルジュ・ルワンジェ、
遺志を継ぐ家族、
ろうのパントマイマー、
クリストフ・シュテルクレら、
マルソーを知る人物が登場し、
彼の魅力を語る
沈黙の表現がなぜ人びとを
惹きつけ続けるのか?
豊富なアーカイブ映像を織り交ぜ、
さまざまな視点から
マルセル・マルソー、
そしてパントマイムというアートの
神髄に迫るドキュメンタリー。
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
マルセル・マルソー生誕 100 周年
彼のパントマイムも堪能できます。
でも幼いころは
マルソーとチャップリンを
同一人物だと思っていた(笑)
マルソーもチャップリンに
影響受けたんだよね(キートンも)
戦争を体験した、ユダヤ人である。
証言からすると
子供思いだったことが伺える。
”笑って泣く”いいえすね。
孫のルイ・シュヴァリエも
頑張っているので
マルソーのDNAを引き継ぎ
活動して欲しいと思う。
一時、マルソーから
マイケルジャクソンに
影響を与えた。
ドキュメンタリー映画を
鑑賞したというより
マルソーの世界に
どっぷり浸る時間でした。
ヨネヤマママコも思い出した!
(サイトにコメントが~)
そして平和も更に願う事に・・・
良いアートドキュメンタリーでした。
 
 
 
 
配給:パンドラ
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ドイツ・フランス・ベルギー合作 「ぼくは君たちを憎まないことにした」 宝塚1月19日公開

2024-01-14 14:15:12 | 2023年関西公開作品
 
©2022 Komplizen Film Haut et Court Frakas Productions TOBIS / Erfttal Film und
Fernsehproduktion
 
宝塚シネピピア1月19日公開
 
ドイツ・フランス・ベルギー合作
「ぼくは君たちを憎まないことにした」
 
(HP)
 
(予告編)
 
<冒頭あらすじ>
2015 年 11 月 13 日金曜日の朝。
ジャーナリストの
アントワーヌ・レリスは
息子のメルヴィルと一緒に、
仕事に急ぐ妻のエレーヌを送り出した。
息子のために健康的な朝食を手作りして
体調管理に気を配り、
おしゃれでユーモアのセンスもある。
最の母であり、最愛の妻が、
突然、天国へ行ってしまった。
心揺さぶる感動の実話
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
キーワードは
「テロ」「子育て」「愛」である。
妻を失った悲しみも
子育てをするという現実に
引き戻されてしまう。
そして
亡くなった妻への手紙に書いた
テロに対しての言葉
”ぼくは君たちを憎まない”
それが
世界中の人に感動を与えるが
実は喜ばしい事だけでは
ない部分も描いている。
悲しみは駆け足でやってこず
じわじわと葛藤と共に
 
やってくるのが切ないね。
 
平和を考える映画にも
なっておりました。
 
各エピソードが
バランスよく映像化されていた。
 
明るい未来に
向かっていく姿に拍手!
 
 
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フランス映画「私がやりました」塚口1月20日公開

2024-01-14 14:11:23 | 2023年関西公開作品
 
© 2023 MANDARIN & COMPAGNIE - FOZ - GAUMONT – FRANCE 2 CINÉMA - SCOPE PICTURES – PLAYTIME PRODUCTION
 
塚口サンサン劇場1月20日公開
 
フランス映画「私がやりました」
 
(HP)
 
(予告編)
 
<概要>
 
有名映画プロデューサーが
自宅で殺された。
容疑をかけられたのは、
貧乏な若手女優マドレーヌ。
法廷に立たされた彼女は、
ルームメイトの
新人弁護士ポーリーヌが書いた、
「自分の身を守るために撃った」という
正当防衛を主張する
完璧なセリフを読み上げ、
見事無罪を獲得。
それどころか、
悲劇のヒロインとして
時代の寵児となり、
アッという間に
スターの座へと駆け上がる。
豪邸に引っ越し、
優雅な生活を始める
マドレーヌとポーリーヌ。
しかしそんなある日、
とある女が彼女たちを訪ねてくる。
彼女の名前はオデット。
一度は一世を風靡するも、
今や目にすることも少なくなった、
かつての大女優だ。
そしてオデットの主張に、
マドレーヌたちは凍り付く。
プロデューサー殺しの真犯人は自分で、
マドレーヌたちが手にした富も名声も、
自分のものだというのだ。
いったい真相は如何に?
こうして、女優たちによる
「犯人の座」を
賭けた駆け引きが始まる――!
 
<高橋裕之のシネマ感>
 
個人的に
好きなオープニングから始まる。
1930年代のフランス
昔話なのか?果たして御伽噺なのか?
映画の中の
推理小説映画を観てるようで~
サスペンス調は薄くコメディっぽい。
推理再現も面白い。
映画好きは気に入る表現が続きます。
そして容疑者が三流女優という
設定も生かされています。
法廷シーンも緊張感がなく
笑いながら楽しめます。
焦点からズレた男性VS女性の裁判へ。
前半は、ここまでで
そして成功の?中盤があり
後半かつての大女優登場で
またまた複雑になっていく。
回想的なシーンが
モノクロで凝っていた。
終始楽しませてくれる
おフランス映画でした。
ラストは、あの映画?
エンドロール前にも
ユニークな笑いが起こるはず。
 
 
 
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