シネマコミュニケーター高橋裕之のシネマ感blog

シネマコミュニケーター称号授与から18周年
感じる×感想×伝道×映画館=シネマ感
尼崎から全国へ映画情報を発信中!

映画「アイミタガイ」 宝塚シネピピア 公開中

2025-01-03 20:39:37 | 2024年関西公開作
(C)2024「アイミタガイ」製作委員会
 
 宝塚シネピピア 公開中
 
映画「アイミタガイ」
 
「アイミタガイ」=「相身互い」
誰かを想ってしたことは、
巡り巡って見知らぬ誰かをも救う。
誰の胸にも眠っている助け合いの心を呼び起こし、
何気ない毎日をやさしく照らす、
あたたかな物語が誕生した。
 
(HP)
 
 
(あらすじ)
ウェディングプランナーとして働く
梓(黒木華)のもとに、ある日突然届いたのは、
親友の叶海(藤間爽子)が
命を落としたという知らせだった。
交際相手の澄人(中村蒼)との結婚に踏み出せず、
生前の叶海と交わしていたトーク画面に、
変わらずメッセージを送り続ける。
同じ頃、叶海の両親の朋子(西田尚美)と
優作(田口トモロヲ)は、
とある児童養護施設から娘宛てのカードを受け取っていた。
そして遺品のスマホには、
溜まっていたメッセージの存在を知らせる新たな通知も。
一方、金婚式を担当することになった梓は、
叔母の紹介でピアノ演奏を頼みに行った
こみち(草笛光子)の家で
中学時代の記憶をふいに思い出す。
叶海と二人で聴いたピアノの音色。
大事なときに背中を押してくれたの
はいつも叶海だった。
梓は思わず送る。
「叶海がいないと前に進めないよ」。
その瞬間、読まれるはずのない
送信済みのメッセージに一斉に既読がついて……。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
感動のパラレルワールドストーリーだった。
 
恋人とは赤い糸で繋がってると言いますね
友達とは青い糸なのか?
 
こちらは”落としてないスマホ”が
心の支えになります。
 
親子は何色で繋がっているのか?
 
人はやはり”見えない糸”で繋がっている。
 
冒頭から登場人物の行動、言葉を
見落とし、聞き逃しなしで
鑑賞して欲しい。
 
観客が
ひとつひとつの
相関図を組み立てていく楽しみもある。
 
それは予想通りか?予想外か?
 
全てが繋がっていく終盤
「アイミタガイ」という
言葉の意味が胸にささる。
 
実は・・・と
なるほど・・・が
見事に重なる。
 
鑑賞後の短い芸術の秋
メランコリックに
人と接したくなるに違いない。
 
改めて
”アイミタガイ”は
会釈から始まるのだと思った。
 
個人的に好きな展開の作品。
 
黒木華が主演だが
全ての出演者に見所ありで
重要な位置づけ。
 
 
 
 
 
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韓国映画「地獄でも大丈夫」いよいよ京都公開!

2025-01-03 20:30:00 | 2024年関西公開作
韓国映画「地獄でも大丈夫」
109分/シネスコ
 
(HP)
 
 
(あらすじ)
二人だけの決死の修学旅行がはじまる―
いじめに悩まされてきたナミとソヌは、
クラスメイトとの修学旅行に行かずに
自殺を図ろうとするもやはり断念。
2人は死ぬ前に、自分たちをいじめたリーダーで、
今はソウルで幸せに暮らすチェリンへの復讐のため、
2人だけの修学旅行の旅に出る。
遂にチェリンと再会するも、
なんと改心して別人のようになっていた・・・。
チェリンが改心するきっかけとなった
インチキくさい宗教団体の施設で過ごすこととなった
ナミとソヌの復讐計画は果たして実行されるのか!?
 
<高橋裕之のシネマ感>
新鋭・イム·オジョン監督の
鮮烈なデビュー作である。
 
題名に反してPOPな感じで始まるが
”イジメ”という名の”地獄”が存在する。
 
でも自殺未遂がきっかけで
”地獄”という思いからの脱出で
第一の転換!
 
女子二人のバディストーリーです。
 
そして復讐修学旅行へ・・・
 
信じる者は救われる路線
微妙に不思議な異様さがある。
 
予想外の展開だが
じっくり見守る感じで鑑賞。
 
シリアス度が増してくる。
 
新宗教的?要素。
 
驚きの展開になるが
そこが見所で興味深い。
 
本当の悪とは?
※あえて正義と書かない※
 
本当に題名から
あらすじから予想できない話。
 
しかし奥底のテーマはしっかりしている。
 
※関西公開劇場※
京都 出町座    2025年1月3日(金)~
兵庫 元町映画館  2025年 1月25日(土) ~
 
 
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香港製クライムアクション 「盗月者 トウゲツシャ」いよいよ大阪、京都公開

2025-01-03 19:45:14 | 2024年関西公開作
(C)Emperor Film Production Company Limited MakerVille Company Limited All Rights Reserved
 
いよいよ大阪、京都公開
(神戸先行公開は終了)
 
香港製クライムアクション
「盗月者 トウゲツシャ」
 
(あらすじ)
アンティーク時計の修理に天才的な能力を持つ
時計修理工のマー(イーダン・ルイ)。
老舗時計店の2代目店主、
裏では盗難時計売買の顔を持つ
ロイ(ギョン・トウ)に
自身が修理した時計を偽造販売したことがばれ、
高級時計の窃取チームに入ることを強要される。
狙いは、東京・銀座の時計店に保管された、
画家ピカソが愛用していた3つの時計。
集められたメンバーは、
リーダーのタイツァー(ルイス・チョン)、
爆薬の専門家マリオ(マイケル・ニン)、
鍵師のヤウ(アンソン・ロー)、そしてマー。
彼らはオークションが開催される東京へと飛び、
下調べをしている最中、
お目当ての時計が保管された金庫のなかに、
月に到達した唯一の時計
ムーンウォッチを発見する。
予想外の展開にマーたちの運命は大きく狂い始め、
日本の大富豪、
裏でやくざと繋がる加藤(田邊和也)から
追われることとなり、チームに大きな危険が迫る。
それぞれの弱み、恩義と裏切り―
敵味方が交錯する中、
4人はピカソの時計を無事に
香港に持ち帰ることができるのか?
命を賭けた大逆転ゲームがここに始まる!
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
2024年2月春節に香港公開作で
今年の大阪アジアン映画祭で
スペシャル・オープニング上映された
公開前に人気材料の多い作品。
 
冒頭から迫力ある始まり。
 
スピード感が直ぐに感じられる。
 
香港映画ノリで
少し笑いも含めながら展開していく。
 
画面全体に時計が散りばめられている
シーンもあり豪華で贅沢。
 
主要人物達が特徴ある。
 
上映開始25分
舞台は東京へ・・・
香港の人気男性アイドルグループ
「MIRROR」のメンバー二人に
人気歌手が俳優として出演
演技はしっかりしている。
 
東京が舞台で
日本人も出演し
日本語も飛び交うが
合作ではなく香港映画なんだ。
 
その辺も、この作品の魅力。
 
ムーンウォッチを東京で見つけたことで
事態は少し変わっていく。
 
”盗む”計画会議の箇所も面白い。
 
なるほどと思う展開。
 
裏切りや方向性の違いが
行動を狂わせるね。
 
終盤は再び香港で。
 
ラスト、大ラスまで楽しめます。
 
極端な撃ち合いや
血しぶきはありません。
 
全般にスピード感のある
クライムムービーでした。
 
ムーンウォッチ(月に行った時計)を
盗む者は誰だ?
 
 
 
大阪府 なんばパークスシネマ 2025/1/3㊎〜 -
大阪府 MOVIX八尾      2025/1/3㊎〜 -
京都府 MOVIX京都      2025/1/3㊎〜
 
 
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いよいよ関西公開 イギリス・イスラエル・イラン合作 ドキュメンタリー映画 「子どもたちはもう遊ばない」(62分)

2025-01-03 19:40:54 | ドキュメンタリー映画
(C)Makhmalbaf Film House
 
 
 
いよいよ関西公開
イギリス・イスラエル・イラン合作
ドキュメンタリー映画
「子どもたちはもう遊ばない」(62分)
 
(概要)
2023年10月のハマス襲撃後の緊張感も
見え隠れするエルサレムの街をさまよいながら、
その迷宮の深層に潜っていく
マフマルバフ監督の目には何が映るのか。
気軽な旅行記のような
スマートフォンによる撮影にもかかわらず、
確かな構成と映画的な探究心によって、
エルサレムの重層的な複雑さと
一方で若者たちが体現する微かな希望を
そのまま描き出すことに成功した
野心的ドキュメンタリー。
 
 
<高橋裕之のシネマ感>
エルサレムの街の
日常的な生活がまずは映し出される。
 
「苦悩のリスト」とは
少しティストが違うかもしれない。
 
それは音楽が鳴ったりしてるからだ
スマートフォンによる撮影だが
普通の映画と変わらなく映像が美しい
「苦悩のリスト」よりは
気持ち的には楽に鑑賞できる。
 
やはり銃声音は聞こえる
 
子供は”差別”を教え込まれる?
 
子供たちの笑い声が聞けて
ホッとするが爆撃音が嫌やな~
 
<関西公開劇場>
十三 第七藝術劇場  2025年1月2日㊍~
京都シネマ    2025年1月3日㊎~
神戸元町映画館  2025年2月8日㊏~
 
 
 
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