再発しました・・・。
しかもまた左。
上の画像でわかるかな~。
右が格納しているのに左が出たまま。
前回処置したのが2019年6月なので、寿命は5年ですな。
んん〜・・・、リコールにもなった部分なので、やはり不良なんでしょうね。
でもなぜ右側はまだ平気なんだろう??
とりあえずそのままでは不恰好なので修理です。
そうです、今回は『モーターユニットの交換』ではなく、『修理』にチャレンジです。
問題の強度不足の樹脂製のギアを金属製に交換して強度を上げる計画。
金属製のギアはネットオークション等で1,500円前後で手に入ります。
これで再発を防止出来るのなら非常にリーズナブル!
と言う事で、早速スタート!!
しかも夜に・・・
まずはミラー(鏡部)を外しておきます。
『96388-6A02J』
作業中にここが割れでもしたら元も子もないので。
車体からドアミラーユニットをゴッソリ外したら、あとは室内での作業です。
で、いきなりですが問題の箇所に到着。
白い樹脂製のギアが逝っちゃうとモーターが空回りして格納しなくなります。
でも今回はギアの形は留めてますね(1回目の時は砕けてた)。
そしてこのギアを外すには、強烈なバネを外さねばなりません。
ストッパーの隙間に工具を差し込みながら爪を開いていくと・・・
強力なバネに押されて、ストッパーが外れると同時に飛び出して来ました。
先の細い工具で例のギアを引っ張りだします。
出て来ましたね、明らかに強度不足の部品。
今回はこの白い樹脂のギアを金属製のギアに交換する作業です。
ちなみに今回、白いギアは表面的な破損はなかったものの、
回転軸がハマる所が破損しており空回りしている状態でした。
さて、今回の主役の金属ギア。
これなら耐久性も断然アップするでしょう。
比較画像。
軸にはめ込んで、モーターユニットのケース内に元の位置に戻していきます。
その際、グリスを一緒に充填する事を忘れずに。
そして最後の作業がおそらく今回の作業で一番困難な作業だと思います。
スプリングストッパーの取り付け。
スプリングが強すぎて、ちょとやそっと押し込んだだけではハマりません。
で、考えて考えてワタクシが今回使ったのはこちら。
プライヤー。
それも使うのは柄の先端部分。
こんな感じで。
素手でプライヤーを押し込んでもビクともしないので、気をあてがって押し込みました。
・・・ってこれ、バネ強すぎません?
これで元に戻して電源つないでテスト。
順調にミラーが格納・・・格、か、、、格納しない
可動部の動きが渋すぎて、モーターが負けてます。
なるほど、ギアが欠けるのは樹脂製で強度不足もあるけど、経年による可動部の動作不良が原因か?
なんとも腑に落ちないので、悪あがきで一旦グリスを全撤去した状態で再度バラシて動作を再現して確認もしてみました。
まぁあれです。
最初から書いてますが、バネが強すぎます。
バネを取り付けない状態だとスムーズに稼働しますが、バネを組み込んだ途端に動かなくなります。
感覚的には、バネ長を5㎜程短くすれば解決しそうな感じでしょうか。
とは言え、このままではDAYZの使用に支障が出てしまいます。
とりあえず再びモーターユニットを購入して再生させる事にしました。
以前購入したユニット部品の品番をメモって部品屋さんに発注してみました。
うちの車両に適応するのは『96388-6A01A』でした。
で、部品屋さんから来た回答は、『これ、4~5世代前の部品だよ!?現行の物を用意しますね』と。
リコール対象になったので部品も変更が加えられてるとは思ってましたが、4~5回も変更が有ったの??
で、複数回にわたる仕様変更を経た今のモデルがこちら。
『96388-6A02J』
後半の下3桁が変わってました。
ちなみに中身の部品自体、外観は以前の物と同じでしたが、内部構造・部品が変わってるんでしょう。
早速ユニットを交換して取付しちゃいます。
配線をカプラーに間違えないように繋ぐ煩わしさはありますが、
内部をバラシてギア交換するよりは遥かに楽な作業です。
新品部品なので当たり前ですが、左のミラーも無事格納できるようになりました。
新品部品なので当たり前ですが、左のミラーも無事格納できるようになりました。
それにしても4~5回の変更って・・・
メーカーも試行錯誤したんでしょうね。
今回の物はある程度改善されていて欲しいものです。
作業自体は慣れてしまったのでそれ程苦では無くなってしまったのが怖い・・・
バラしたユニットはバネを弄って少し遊んでみようかな~
うまくいけば右が壊れた時の部品として使えるかもしれないしね
諦めも肝心ですよね。
ただ、モーターの空回る音がどうしても虚しく感じてしまって・・・
今、外したユニットをバラして、次に備えて研究してます👍