船橋の公演を失念してがっかりしていて、もう今回の来日公演は聴けないと思っていたので、今日のチケットは本当にうれしかった。
カブールは今回14年ぶりの日本公演を北は北海道から南は九州まで25箇所で開くので、船橋のあとの東京公演に何とか手が届いた。
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その公演を亀戸まで聴に行った。
カブールはチャランゴ奏者だけど、チャランゴから派生したいろいろな楽器を創作するのが好きらしい。
裏表両面ギター、ムユムユ!(写真の左から3本目)(ケチュア語でくるくる回る意味、楽器を表にしたり裏にしたりくるくる回して演奏することから命名。)袖の中に入ってしまうチョー小型チャランゴ、双子のチャランゴ(右から2本目)など、彼の茶目っ気のある楽器作りの精神に会場は笑いに包まれた。
彼の演奏を引き立たせているギター奏者は日本人木下尊惇(タカアツ)。彼のギターもとてもすばらしかった。
木下尊惇はカブールに見出されてボリビアのカブールの下で南米音楽のギターを学んだそうだ。その技巧も音もすばらしかった。
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演奏会では写真を写してはいけないので、この日記には残念ながらいつもチラシくらいしか載せられない。
曲はアンデスがモチーフとなったカブールオリジナル曲が大半で、あと、ボリビアで歌い継がれた曲などであった。
曲を聴いていると、アンデスや熱帯雨林などボリビアの景色が思い出されて、もう一度いってみたいという気持ちが募るのであった・・・
夢を見させてくれて、ありがとう。